1930年代のパテック・フィリップ Ref.461/1が入荷致しました。
かなり雰囲気の良いパテックのレクタンギュラーが入荷致しました。レアなRef.461/1のステンレスとピンクゴールドのコンビモデル。
リーフ針にブレゲ数字、レイルウェイトラックという如何にも30年代らしいアールデコ感全開のデザインは私は勿論、お客様でもお好きな方は多いかと思います。更に特徴的なのがケース構造で、ピンクゴールド製のラグは可動式。装着時に腕に沿う様に可動します。ヴィンテージパテックにおいてこういうラグを持ったモデルは我々も殆ど目にする機会は有りません。
そして何と言っても目を引くのが文字盤の焼け感。かなりエイジングを感じさせる色味でありながら見事なまでに均一な焼け方をしており、むしろ最初からこういうカラーだったのではと思わせる程。ブレゲインデックスの4時、5時にダメージが見られるのが惜しいところではありますが、90年近く前の個体で有る点を考慮すればまずまずではないでしょうか。文字盤表面の薄いヒビすらもこの時計の歩んだ年月の重みを感じられる、何とも愛おしい一本です。
機械はパテック・フィリップ製の角型ムーブ、銘機Cal.9-90を搭載。
開けた瞬間に驚いたのがムーブメントの状態の良さ。勿論多少の傷はありますが、90年近く昔のムーブメントとは思えない美しい輝きを放っています。
ホントこの焼け感、最高です。
ケースサイズは縦は約32mm、横は約20mm。小振りでは有りますが文字盤のエイジングと可動ラグが生み出す特徴的なフォルムは存在感抜群。腕乗りも非常に私好みです。
アーカイブは取得済みで1937年製。更に当時のギャランティーと封筒も付属します。
実は書類一式が到着前なのですが、今日はフライング気味に時計を撮影してしまいました。こんな良い時計、撮らずに待てというのは酷な話でしょう(笑)
という訳で書類が到着次第またとうブログでご紹介させて頂きます(その前に時計が売れてしまったらすみません)。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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