1930年代のロレックスが入荷致しました。
珍しいロレックスが入荷致しました。
フラットベゼルに流麗なラインを持つラグ一体のケースは紛うことなきカラトラバスタイル。文字盤もバーハンドとフラットな砲弾型インデックス、レイルウェイトラックと30年代の王道デザインではありますが、ロレックスでこのテイストは極めてレア。これを腕に着けていたとして、誰が一目でロレックスだと気付けるでしょうか。
スモールセコンドの上にはシンガポールのジュエラー”Gammeter”の表記が入るWネームモデル。文字盤には若干の傷と12時~3時側にかけてエイジングの跡が見受けられますが雰囲気は悪くありません。むしろ約90年もの間生き続けてきた重みを感じます。
90年近く前の個体ですが、ムーブメントも目立つ傷や汚れはありません。
ケースサイズは約30mm。サイズ感までRef.96と同じで思わずニヤリとしてしまいます。勿論腕乗りも文句無しです。
分厚いケースサイドもカラトラバならでは。小振りながらも存在感があるのはこの厚み故。
先日ご紹介したチェリーニ(販売済み)もそうでしたが、この良い意味でロレックスぽくない雰囲気が妙に気になります。特に持っているわけでも探しているわけでもないのですが、昨今のスポロレやラグスポブームに食傷気味と言いますか、見ていてホッとするような時計を渇望している自分がいます。
世間の流行など素知らぬ顔で、でもよく見ればロレックスじゃあないか、なんて時計が粋だなぁと感じるのは天邪鬼過ぎますかね(笑)
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野