1940年代のパテックフィリップ Ref.96 のセンターセコンドが入荷致しました。
久しぶりのクンロクのセンターセコンド、12SC搭載機です。
中々珍しい飛びローマンとドットのインデックスは、定番のドルフィン針に砲弾インデックスのデザインと比べるとポップで可愛らしい印象。
長く鋭く伸びた青焼きの秒針は美しく、ゆっくりと文字盤の外周を進む姿は優雅そのものです。
ムーブメントは人気の高い初期型のセンターセコンド、Cal.12SCを搭載。
後発の27SCの完成度は勿論知った上で、この初期型のインダイレクト式のメカメカしいデザインには否応なく惹かれてしまいます。
実は同じクンロクでもスモールセコンドのモデルと、このCal.12SCを収めたモデルとではケースの厚みは大きく異なります。
厚みの増したセンターセコンドのムーブを収めるためにケースの厚み、特に裏蓋の膨らみが大きくなっていて、
同じリファレンスでありながらも全く違う時計の様なフォルムです。
腕に乗せた時のボリューム感もスモセコのクンロクより迫力を感じます。
アーカイブは取得済みで1947年製の個体です。
最近は変わり種のクンロクが複数入荷していて、個人的にも一時計ファンとして心が躍ります。
やはり腕に乗せた時のバランスが良いんですよねクンロクは。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
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※商品番号C1647 ¥2,860,000-(税込)
By T.N