1950年代のパテック・フィリップ Ref.96が入荷致しました。
まだお店はバタバタしていますが、私の時計を撮りたい欲求が限界に来たので今日は久方ぶりの新着ご紹介。パテック・フィリップ Ref.96の18KPGです。
デザインはドルフィン針に砲弾型インデックスという、時計好きであれば誰が見ても一目でカラトラバと解る超王道の組み合わせ。前回ご紹介したピンク文字盤とは異なり、今回は定番シルバー系の文字盤ですのでより馴染みのある雰囲気ではないでしょうか。
最も生産数が多いデザインの一つのためRef.96の中では比較的出会いの機会も多いのですが、ピンクゴールドはイエローゴールドよりも生産数が少ないためピンクゴールドがお好み方はより見逃せない一本だと思います。
コンディションも良好で、文字盤は目立つ傷や汚れの無い非常に綺麗な状態。ケースも過度なポリッシュ感の無い、カラトラバならではのしっかりとエッジの立ったフォルムをお楽しみ頂けます。
やっぱこれですパテックのドルフィン針。十分な厚みを持たせた重厚感のある造形はお見事の一言。それでいて文字盤とガラスの間のクリアランスはギリギリまで詰められていて、その結果生まれる凝縮感と立体感が現代のカラトラバとも一線を画す存在感を放っています。
バックルはパテック純正の18KPG製尾錠が付きます。
機械はパテック製12型手巻ムーブ、Cal.12-400を搭載しています。
ケースサイズは皆様ご存じ約30.5mm。ヴィンテージのピンクゴールド特有の赤みの強すぎない柔らかで肌馴染みの良い色味が魅力的。
ケースサイドの眺めも最高ですね。ケースのエッジが十分立っているのでケースが小ぶりでもしっかりと迫力があります。
いやぁホント堪りません。96のピンクゴールド・シルバー文字盤は数年前に雑誌の取材で次に欲しい時計のベスト5に入れていたのですが、意外と出会いが無いんですよねこの組み合わせ。そこまで製造数に差があるとは思えないのですが何故か体感ではピンクゴールドにはピンク文字盤の方が当店では入荷が多い気がします。
アーカイブは取得済み。1955年製造で、初回のデリバリーは1958年の個体です。
以上、パテック・フィリップ Ref.96 ピンクゴールドでした。新店舗一発目の投稿はやはりパテックが良いなと思っておりましたので、今回のRef.96は非常に良いタイミングでの入荷でした。
余談ですが、今回移転後初めて時計を撮影したのですが今までと勝手が変わった為か中々に苦労しました。特に屋外での撮影は苦戦中ですが、ぼちぼち改善していきますので新年度も引き続きichigo_ichieブログを宜しくお願い致します。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
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シェルマン 銀座本店
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