1950’sパテック・フィリップ Ref.565が入荷致しました。
本日はスペシャルな一本、パテック・フィリップのRef.565の貴重なピンクゴールドのご紹介。Ref.565は本当に久しぶりで、約4年前の私が銀座店配属直後に一度だけスチールの個体が有りましたが、それ以来の入荷です。
FB社製造のスクリューバックのビッグケースは一目でRef.565と解るアイコニックなデザイン。コンディションも中々で、ケースサイドにあるホールマークの刻印もしっかりと残っています。
文字盤はエイジングで薄いアイボリーの様な色味に変化していますが、それがむしろケースカラーに絶妙にマッチ。ロゴのエナメルの盛り上がりも健在で、非常に満足度の高い一本です。
ダストカバー入りのスクリューバックケースの中には、ムーブメントはパテック製の12型手巻きムーブCal.12-400が搭載されています。
社内で一番リーフハンドを愛する私から見て、この針は理想形の一つと言えます。膨らみ始めから絞るタイミングまで、文句の付け所がありません。
葉(リーフ)の様な流麗で繊細なラインで造られつつも、しっかりと立体感のある見事な造形。
個人的な意見としては、リーフハンドの美しさはやはりパテックが一番な気がします。
この光を受けた時の針の輝き方も素晴らしい。ハカマの立体感も文句無しです。
ケースサイズは約34.5mm。横幅だけで見ればビッグカラトラバのRef.570よりも僅かに小振りではありますが、有無を言わせない重厚感が腕元に広がります。
このケースの厚み、立体感、これぞ565と言った感じです。
アーカイブは取得済み。1953年製です。
昨今人気・価格共に非常に高騰しているパテック・フィリップ Ref.565。ステンレススチールケース程にはまだ価格は高騰しておりませんが、目にする機会はスチール以上に少ないかと思いますのでお探しの方はこの機会をお見逃しなく。
希少なピンクゴールドケースのパテック・フィリップ Ref.565、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野