1950年代のチュードル プリンスオイスターデイト34が入荷致しました。
前回に続き本日もチュードルです。プリンスオイスターデイト34のご紹介。
セクター系のデザインをベースとした文字盤は、エイジングによりアイボリーとシルバーの2トーンダイヤルに。オリジナルの赤黒カレンダーも健在で、秒針の赤色と共に時計全体にアクセントを生み出すのに一役買っています。シルバーのサークル内は細かな彫りが刻まれ、細部まで造り込まれたディテールには実用時計という枠組みを超えた、この時代ならではのモノづくりの丁寧さを感じます。
機械はバタフライローターを用いた初期型の自動巻きムーブCal.390を搭載。
ケースの厚みからラグの太さまで、全体的にボリューミーでマッシブな印象。
ケースサイズは約34mm。私には若干大振りですが、文字盤のデザインのバランスの良さ故か間延び感は一切ありません。
同じオイスターケースでありながらもロレックスとは全く異なるテイストが魅力のヴィンテージのチュードル。「良い時計が欲しい、でも人と同じものは嫌」と言う方にはアンティークウォッチの中でも特にお勧めのブランドの一つ。是非アンティークウォッチはじめの一歩として如何でしょうか。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野