1950年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
一週間ぶりの投稿です。実は流行り病にやられていました。皆様もどうぞお気をつけ下さい。
今月最後はヴァシュロンのご紹介です。文字盤全面に施されたギョーシェが見応えたっぷりな一本。外周のみギョーシェを施さずにパールドットを配置させることで丁度2トーンの様なレイアウトになり、文字盤全体が引き締まって見えます。針はお馴染みのバーハンド。インデックスは奇数はドット、偶数はクサビ、12・3・9のみ飛びアラビックというなんとも欲張りなデザイン。ともすれば破綻してしまいそうな情報量の多さではありますが、ヴァシュロンだからこそ許される、ヴァシュロンだからこそ様になる、そう思わせるだけの説得力がこの時計にはあります。
文字盤は全体的にエイジングや若干の傷は見受けられますが、最早それも含めてこの時計の顔つきと言うべきでしょう。ヴィンテージらしい風合いが実に魅力的です。
50年代のヴァシュロンの針はハズレがありません。細身ながらもしっかりと立体感を持たせた最高峰のバーハンド。
ハカマの立体感も格別です。
ジャガールクルト製手巻ムーブメントCal.453/3Bを搭載。パテックのムーブメントとも勝るとも劣らない極めて高い完成度。仕上げも非常に美しく、文句の付け所の無い素晴らしいムーブメントです。
ケースは約34mmのスクリューバック。ボリューム感はしっかりとありますがレイアウトのバランスが良いためか間延び感は一切無し。
厚みも程良く、どなたでも腕に乗せやすいサイズ感です。
徐々にではありますが、最近こういったギョーシェ文字盤のヴァシュロンをお探しだと言うお客様が増えてきている様に感じます。パテックもオーデマもこういうテイストの文字盤はあまり使うことが無かったので、ヴァシュロンらしいデザインとして定着しているのも人気の理由の一つかもしれませんね。ギョーシェ文字盤はあまり遭遇率は高くないので、お探しの方はどうぞお早めに。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
〒104-0061
東京都中央区銀座3-4-17 マツザワ第11ビル
シェルマン 銀座本店
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