
1950年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。

1950年代のヴァシュロンのラウンドウォッチ、Ref.4217のご紹介。
1940年代から約20年近く製造され続けたヴァシュロンのベストセラーモデルの一つであるRef.4217。ケース径約33mmと程良い厚みを持ったシンプルなデザインのケースは、個人的には最もバランスの良いドレスウォッチの一つだと近年は考えています。
デザインは細身のバーハンド・バーインデックスというシンプルな構成。どんな場面でも嫌味なく自然にコーディネートにハマる使い勝手の良さが魅力的。
文字盤は経年により若干の焼け感が見受けられますが、ヴィンテージらしい良い風合いと言った印象です。

機械はジャガー・ルクルト製の手巻きCal.K454/5Bを搭載しています。
昨日弊社のYoutubeチャンネルの新作動画にてヴィンテージウォッチのビギナーのお客様へCal.1001等の薄型キャリバーをお勧めさせて頂きましたが、勿論いきなりこのCal.454(もしくはスモセコの453)を手にして頂いても良いと思います。薄型キャリバーのモデルよりも比較的価格は高くなってしまう傾向にありますが、ムーブメントのクォリティは文句無しです。ムーブの仕上げや意匠等、ヴァシュロンを代表する銘キャリバーの一つですので、Cal.454(もしくは453)を一つ持っていればヴァシュロンに関してはかなり満足できるのではないかと思います。

この腕乗りが良いんですよ。正面から見る文字盤全体のバランスの良さに加えて、

程良い厚みを持った薄過ぎず・厚過ぎずの最適なボリューム感。腕元に存在感が欲しい時に、この位のサイズバランスのドレスウォッチがあれば言うことありません。

ケースも全体的にコンディションが良く、オリジナルのシャープなエッジを保った気持ちの良い個体です。
派手さはありませんが、純粋に造りの良いドレスウォッチのお手本のような一本です。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は2024年3月29日より下記住所へ移転しました。
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