1950年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
今年一本目はヴァシュロンの手巻きのステンレスケースのご紹介。
多面カットされた砲弾型インデックスに細身のバーハンドというドレスウォッチの王道デザインは、ステンレスという素材も相まって良い意味でヴァシュロンらしからぬ真面目で端正な顔立ち。正直これ一本あれば大体のシーンは事足りてしまう万能さを感じます。
文字盤中心には針の擦れた跡がありますが、その他は特に傷や劣化などは見受けられません。ロゴはヴィンテージパテックと同様にエナメルの象嵌。立体感も十分で、これぞヴィンテージと言える造り込みです。
相変わらず針の造形の見事ですが、今回見て欲しいのは緻密に刻まれたアワーマーカー。ロゴと同様の象嵌仕上げでこれもまた非常に手間の掛かる造り。
機械はジャガー・ルクルト製の手巻きムーブCal.P454/5Bを搭載。巻き味や巻いた時の音も素晴らしく、手巻き好きには堪りません。
コンディションも文句無しで、美しいコートドジュネーブ仕上げを堪能できます。
ケースコンディションは全体的に素晴らしく、特にエッジは指に引っかかるくらい切り立っています。
ケースサイズは約33mm。やはりこのサイズはベストバランス。腕乗りは文句無しです。
スナップバックでありながらも厚みはそれなりに有り、加えてラグも太めでエッジが立った造形の為かなり重厚感のあるフォルムです。
今日はこの時計を撮影しようと決めていたのでグレー系のスーツで出勤しましたがやはり相性はバッチリ。凄くカッコ良いです。普段着ているネイビーやグリーンのスーツにもきっと合うだろうな。これは新年早々思わず気合が入りました。今年も一年頑張れそうです。
それでは2023年もichigo-ichieブログを宜しくお願い致します。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野