1960年代のIWCが入荷致しました。
IWCのヨットクラブの希少なブルーマーブルダイヤルのご紹介です。
熱心にオールドインターを追いかけているお客様はご存じかと思いますが、このマーブルダイヤルのヨットクラブは近年のオークション等で価格が高騰しつつあります。当時、極少数が限定的に販売されたようで、バリエーションもブルーとグリーンの二色のみが確認されています。
基本構成はバーハンド・バーインデックスの60年~70年代のヨットクラブ等に良く見られるデザインでは在りますが、なんといってもこのマーブル模様のブルーダイヤルが圧倒的な特別感を放ちます。同じブルーでも、サンバースト仕上げの文字盤とは全く異なる雰囲気ですね。
コンディションも良好で、肝心の文字盤も傷や汚れは見受けられません。希少なマーブルダイヤルを心行くまでご堪能頂けます。
カレンダーも文字盤と同色のブルーマーブルで作られていて、IWCの拘りを感じられます。
ムーブメントはご存じIWC製のペラトン式自動巻きのCal.8541を搭載。状態、精度共に良好です。
ケースサイズは約36mm。通常のヨットクラブ同様、分厚くエッジの立ったケースは十分な存在感を持ちつつ、決して大き過ぎないバランスの良さが魅力的です。爽やかなブルーの色味も相まって、オンオフ問わずお使い頂き易いと思います。
ここからは細かい事は置いておいて、文字盤を入念に見ていきましょう。
この文字盤のボコボコとした質感、他に無いですよねぇ。
色味はこの写真が実物に一番近いかなと思います。
この時代カラーダイヤルは各ブランドがこぞって発売しておりましたが、大理石やソーダライト等の貴石の様な雰囲気を感じられるマーブルダイヤルは、IWC以外では見覚えが有りません。
花形のマークシリーズやインヂュニア等と比べ、”いぶし銀”、”通好み”的なイメージの強いヨットクラブですが、このマーブルダイヤルのヨットクラブは他の人気モデルと比べても遜色のない魅力を放っています。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野