1960年代のIWCが入荷致しました。
久々にこんな真っ直ぐなオールドインターを手に取りましたよ。
インヂュニアやアクアタイマー、マークシリーズ等の役物に心躍るのも確かではありますが、結局最後はこういう飾り気のないインターが良いのよ、としみじみと思います。
個人的にはグランドセイコー等の国産時計にも通ずるような生真面目さをインターからも感じるのですが、筆記体のロゴや文字盤の質感など全体の雰囲気に程良い洒落感があるのも、インターならではなんだよなぁと思います。
ほんと、最後はこういう時計に帰ってくるんです。
バックルはIWC純正の尾錠が付属します。
ムーブメントはペラトン式の自動巻きCal.8541Bを搭載。今回の個体にはシースルー加工された裏蓋が装着されていて、オールドインター屈指の完成度を誇るムーブメントをいつでも鑑賞する事が出来ます。
勿論オリジナル裏蓋も付属致しますので、ご希望であれば元の状態に戻すことも可能です。
ケースは36mmのスクリューバック。数字を見ればかなりのビッグサイズに感じますが、同サイズのヨットクラブ等と比べると厚みはかなり抑えられていて袖下での収まりは文句無し。
全体的なコンディションも中々のもので、オリジナルのシェイプを残したケースのエッジはこの時計の精悍な雰囲気をより引き立てます。
「アンティークウォッチを始めるならどんな時計が良いですか?」日々店頭でお受けする質問ですが、今なら黙ってこれでしょう。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野