1960年代のロンジンが入荷致しました。
ロンジンのクロノグラフのご紹介です。
ロンジンのCal.30CHといえば、前身にあたる13ZNと同じくヴィンテージのロンジンを代表する銘クロノグラフムーブメント。
今回の一本は13ZNの時代に多いマッシブでエッジの効いたケースデザインとは大きく異なる、むしろ現代の時計に通ずるかのような流線形のケースラインを持つ”Spillino”ケース。厚みのあるスクリューバックケースでありながら、その厚みを感じさせない巧みに絞られたケースのシェイプはなるほど60年代らしいケースデザイン。プッシャーも一般的なクロノグラフと比べてかなり小振りで、この流麗なケースラインをより強調するためなのではと思います。
デザインは夜光のアラビアインデックスとバーハンドの組み合わせ。個人的には赤青スケールの”羽ロン”のイメージが強い30CH搭載機において、この文字盤の意匠はどこか40年代のテイストを感じさせます。エイジングの風合いも程良く、モダンさとヴィンテージ感の両方を兼ね備えた一本です。
今日の主役と言っても過言では無いロンジン製フライバッククロノグラフムーブメントCal.30CH。当時ルクルトやパテックでさえクロノグラフはエボーシュムーブを使用していたにも関わらず、自前でクロノ、しかもフライバック機能付きで製造を行っていたロンジンの技術力の高さに唸らされます。
ケースサイズは約38mm。かなりのビッグサイズですが良い意味で大きさを感じさせないケースデザインが見事。
サイドから見るとよく解りますがケースサイドだけでなくベゼルやラグに至るまで、隅々までテーパーが掛けられています。これは単に薄く見せる為だけではなく、ケースのディテール、迫力や存在感を増す事も目的にしているのかもしれません。
ムーブメント好きには堪らないロンジンのヴィンテージクロノグラフ。数年前、特にコロナ前はかなり高騰していた様に思いますが、昨今はこなれた価格の良個体との出会いも増えたように感じます。長らく狙っていたお客様、今こそチャンスではないでしょうか。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
3/22~バーニーズニューヨーク銀座店にて販売中
銀座店 中野
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