1960年代のオメガ コンステレーション・カレンダー が入荷致しました。
本日はオメガのコンステレーション・カレンダーのご紹介。
デザイン自体はコンステレーション定番の12角にクサビインデックスを組み合わせた所謂アサガオ文字盤ではありますが、ケースだけでなく文字盤にまでゴールドを用いた豪華な造りと、眩いばかりの輝きを放つその佇まいは通常のコンステレーションとは一線を画します。
当時はこれらに18KYGのブレスレットと合わせて販売するのも一般的だったようで、高精度を謳うコンステレーションでありがながらも実用性や視認性度外視で重厚感や豪華な佇まいを重視したそのスタイルにロマンを感じます。
ムーブメントはオメガ製自動巻きのCal.504を搭載。こちらも時計同様に美しい輝きを放つ良コンディションです。
この金の塊感が堪りません。
ケースサイズは約35mm。腕乗りは通常のコンステ同様に文句無し。
さて肌寒い日が続いてますので今更ではありますが、実は当店先月から夏服を解禁しておりまして、私もセットアップの上下にTシャツという少々カジュアルな格好で店頭に立たせて頂いています。
色々理由はありますが、一つは最近のお客様のビジネススタイルが急激に変化している点。一昔前では当たり前だったスーツにネクタイというスタイルが、最近は徐々にカジュアルになっている様に見受けられます。コロナ禍におけるテレワークの普及も要因かと思いますが、仮にコロナが終息した後も所謂オフィスカジュアルは受け入れられていくように感じます。
そういう訳でスーツ以外の格好で店頭の時計を腕に乗せて見ると意外にこういうガチガチのドレスウォッチ、腕に乗るんですよね。正直私の年齢ではまだこういう佇まいの時計は少し早いかなぁと思って敬遠していたんですけどね。でも多分これ、定番のスーツスタイルだと逆に私では着けこなすのは難しいんじゃないかなと思います。故にカジュアルダウンとカジュアルアップの足し算・引き算に帳尻が合うようなこの感覚は中々に痛快だったりします。
ドレスウォッチ=スーツスタイルという今までの常識を覆すような新たなスタンダードが生まれる兆しを感じる昨今です。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野