1960年代のパテック・フィリップ Ref.2599が入荷致しました。
60年代のパテック・フィリップ Ref.2599 ピンクゴールドのご紹介。
シンプルイズベストを体現するかの様な薄型2針のドレススタイル。この時代お馴染みのバーハンド・バーインデックスの組み合わせに、12・3・6・9時インデックスのみ太い砲弾型インデックスを加えることで、薄型のドレスウォッチでありながらもパテックらしいメリハリの効いた迫力のあるデザインを生み出しています。
文字盤は写真ではエイジングがやや強く見えますが、肉眼で見て頂くとあまり気にならない程度だと思います。クリーニング等の跡もあまり見受けられず、エナメル象嵌のロゴもしっかりと立体感が残っていますのでヴィンテージパテックの醍醐味を存分にお楽しみ頂けます。
特にハカマが良いんですよこの時計。買付の場でぱっと見た瞬間に「あ、良いハカマしてるわ」と感じさせてくれた美しい形状と確かな立体感。薄型2針のドレスウォッチはどうしても針も薄くなりがちなのですが流石はパテックと言ったところでしょうか。
ムーブメントはパテック製10型の手巻Cal.23-300を搭載。3回連続で登場となりました当ムーブですが、本当に完成度の高い良い機械です。初めてヴィンテージパテックを検討しているお客様にも安心してお勧めできるムーブメントの一つです。
※アーカイブは現在申請中ですが恐らく1950年代後半~60年代前半頃の個体です。
ケースサイズは約33mm。昨日投稿したホワイトゴールドのRef.3468と同じく、私にとっては外れ無しのゴールデンサイズ。
厚みもほど良く、シャツの袖元でも邪魔になりません。
ヴィンテージのピンクゴールドは現代の時計よりも淡い色合いで、柔らかな印象が特徴的です。我々日本人にとっても肌馴染みが非常に良い色味で、個人的にも一つはコレクションに加えたいところです。
今回の個体にはパテック純正のヴィンテージのボックスが付属します。赤いBOXは黒よりも珍しいのでこれだけで結構な値打ち物ですよ。
近頃時計のトレンドが変化しつつあるらしく、簡単に言えば上品でシンプルな時計に注目が集まっているようです。サイズもあまり大き過ぎないものを良しとする傾向が強く、数年前の熱狂ぶりも記憶に新しいラグジュアリースポーツ(更にちょっと前ならデカ厚時計)とは対極に当たる時計達が脚光を浴び始めています。
Ref.2599は決して有名なリファレンスではありませんが、控えめでありながらも確かな存在感と質感の良さを感じさせてくれる一本です。
ドレスウォッチフリーク(自分含む)ならば大勢が注目する前に一足早く手に取るのが吉でしょう(笑)
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
〒104-0061
東京都中央区銀座3-4-17 マツザワ第11ビル
シェルマン 銀座本店
TEL 03-3528-6390