1960年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
久々入荷。ヴァシュロンのホワイトゴールドの自動巻き。
60年代のヴァシュロンでは比較的見かける機会が多いRef.6378。これまで当ブログでも幾つかご紹介させて頂いておりますが、本日のフルーテッドベゼルを持った個体は中々のレアもので私は初めて手に取りました。ロレックスのデイトジャストを彷彿とさせる細かな刻みの入ったベゼルは存在感抜群で、その対比となるかの様にドルフィン針やバー・砲弾インデックスの組み合わせは普段のヴァシュロンの中ではやや大人し目の印象。このデザインの緩急の匙加減がなんともヴァシュロンらしくて思わず笑みが零れます。
ケースは使用による傷やポリッシュ感はありますが、文字盤は目立つ汚れや傷の無い美しい状態をキープ。三大ブランドのドレスウォッチらしい、気持ちよくお使い頂ける一本かと思います。
ムーブメントはジャガールクルト製の自動巻きCal.K1072を搭載。
ケースサイズは約35mm。フルーテッドベゼル特有の光を受けた時の印影・立体感・輝きがシンプルなデザインながらも豪奢な印象を受けます。
言うは易しですが、私の意見としてはラグというのは単に長ければ良いという訳でもなく、時計としての美しさを崩さずに心地良い装着感を得られるバランスを導き出すことが重要だと思います。
ということを踏まえて改めて思うRef.6378の腕乗りですが、これは良いバランスですよ。程良く腕に沿う様な長さと角度、特にラグの先端が裏蓋の一番厚いところとほぼ同じ位置に来るので腕に乗せた時に浮いた感じがありません。腕にスッとはまってくれます。
顔つきも端正で良いですね。こういう時計は一本は用意しておきたいものです。
使い勝手の良さとレアなデザインが魅力のヴァシュロン・コンスタンタン Ref.6378 フルーテッドベゼル、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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