1970年代のカルティエ クリスタローが入荷致しました。
大変ご好評頂いているアンダー30フェアは引き続き開催中では御座いますが、今日は久々のカルティエの新着、LMサイズのクリスタローのご紹介。
クリスタローは1973年に発表されたルイ・カルティエ・コレクションと呼ばれる12モデルの内の一つ。一般的にはタンクやサントス、ベニュワールやサンチュール等が有名ですね。90年代前半の雑誌を見ても既にクリスタローはラインナップには掲載されていないのでこの時代ならではの、短期間製造されていたモデルの一つかと思います。
ブルースチールの針にローマンインデックスとレイルウェイトラックのカルティエお馴染みのデザインをベースとしながらも、”クリスタロー”の名に相応しい結晶をからインスピレーションを得たと思われる直線的なデザインは唯一無二の存在感を放っています。
クリスタローはやはりケースデザインが肝。この3段にステップしたケースは古代の彫刻のような佇まいで、定番のタンクやサントスと比べて大きめのサイズであることも相まって、ルイ・カルティエ・コレクション12モデルの中でも特に重厚感があります。
自然光を受けた際に見せる表情の豊かさもクリスタローの魅力。一見奇抜とも思えるケースデザインは、この光の反射を意識したデザインだったのかもしれません。
文字盤はクラックの無い美しい状態をキープ。全体的にアイボリー調に焼けた色味がヴィンテージとしての魅力を更に増しています。
というわけでラストは腕乗り。ケースサイズは縦35mm×横28mmと流石のビッグサイズ。
以前は結構自分の腕にはトゥーマッチな印象でしたが、いやいや全然乗ってますねこれ。むしろバランス良い方なんじゃないかな。以前にも増して妙に惹かれます。自分も少しはカルティエの感性に近づけているのかな?(笑)
おおよそ3年ぶりの入荷となる希少なカルティエのクリスタロー、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野