
1970年代のパテック・フィリップ Ref.3748 ゴールデン・エリプスがBOX・ギャランティ・セールスタグ付きで入荷致しました。

1970年代のパテック・フィリップ Ref.3748 ゴールデン・エリプスのご紹介です。
手巻きでレザーストラップのゴールデン・エリプスは久々の登場ですね。今回ご紹介するRef.3748は、手巻きのゴールデン・エリプスの中では”第二世代”と言って良いリファレンスです。厳密にはファーストモデルであるRef.3548の次にRef.3648というリファレンスがあるのですが、Ref.3548とRef.3648にはほぼ違いが無く、ムーブメントも両モデルともCal.23-300を使用する為、Cal.215に切り替わるRef.3748からを第二世代と考えた方が自然な気がします。
今回の個体はイエローゴールドのケースに美しいブルーのサンバーストダイヤルを備えた最もゴールデン・エリプスらしい組み合わせの一つ。文字盤には傷や汚れは見受けられず、ケースもしっかりとエッジの立った良コンディションです。

ゴールデン・エリプスの針に関しては私が持っているRef.3548等の第一世代のリファレンスよりも、第二世代頃の針の方が私は好みです。特に針のハカマが山の様な造形で非常に美しいんですね。針自体もより立体感が引き立つ造形になっています。
個人的な意見ですが、通常この年代以降のドレスウォッチは70年代以前のドレスウォッチと比べると立体感が失われる傾向が強いのですが、ゴールデン・エリプスに関しては何故か針の造形はずっとクォリティーが高いままなんですよね。ここも私がゴールデン・エリプスに惹かれ続けている理由の一つです。

ムーブメントはパテック・フィリップ製手巻Cal.215を搭載しています。

ケース径は約32mm×約26.5mm。バランス感は第一世代モデルとほぼ同じ。つまり腕乗りは最高です。

バックルはパテック・フィリップ純正18Kイエローゴールドのゴールデンエリプス専用の尾錠が付属します。

厚みもほぼ第一世代と同じですね。美しい曲線とエッジの立ったケースの絶妙なバランスは唯一無二の佇まい。

文字盤の色味は第一世代よりもやや深めのブルー。第一世代、第二世代どちらも甲乙つけがたい美しさです。

今回の個体は付属品も完備。

ギャランティーと当時のセールスタグ。ナンバーも一致しています。

アーカイブも勿論取得済み。1977年製造の個体です。

以上、ゴールデン・エリプス Ref.3748のご紹介でした。
今年に入って圧倒的にお問合せが増えたゴールデン・エリプス。一番人気のブルーダイヤル且つ、付属品が完備している個体は極めて希少です。お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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