
1970年代のロレックスが入荷致しました。

1970年代のロレックス Ref.1803 デイデイトのご紹介。
ロレックスの最上位モデルであるデイデイト。近年まではスポーツロレックスの人気モデル等と比べれば、若干は玄人好みなモデルという印象がありましたが、近年の時計のトレンドの変化も手伝ってか年々その存在感は増しているように感じます。
今回のデイデイトはかなりレアな一品。ケースがピンクゴールドの時点でRef.1803としてはレアではありますが、特筆すべきは文字盤がステラダイヤルという点でしょう。70年代以降に中東市場向けに製造され、単なる塗装とは異なるエナメルの様な艶感が特徴的なダイヤルです。今年の9月にデイトジャストのステラダイヤルをご紹介致しましたが、温かみを感じさせる質感や風合いはツールウォッチとしての側面の強いロレックスおいて独自の華やかさを生み出しています。
更に今回の個体は海外のコレクターから”Ox Blood(オックスブラッド)”と呼ばれるブラウンとバーガンディーの中間の様なダイヤルカラー。この年代のデイデイトにはブラウンや赤みのあるダイヤルはあまり選択肢がなく、今回の様なテイストのデイデイトは実は希少だと思います。
牛の血、と書くとなんとも時計にしては少々物騒な感じもいたしますが、一方でそういう響きに惹かれてしまう男心を絶妙にくすぐる呼び名だと思います(笑)

文字盤のカラーが独特で本来の質感を映し難いのですが、この写真が一番実物に近いかと思います(光源によっては絵の具の様なマットの様にも見えますが)。

ムーブメントはロレックス製自動巻きCal.1556を搭載。Cal.1555から振動数を19,800振動に改良されたムーブメント。コンディションも良好です。

ケース径は約36mm。デイデイトお馴染みの腕乗りは安心感があります。人を選びませんね。私の様な細腕でもばっちりでしょう。

厚みもそれなりにあるし、重量感もあるのですが、着け心地は抜群です。

色味もブラウンのスーツにばっちり。こういうテイストのブラウンダイヤルはヴィンテージパテックで探そうと思うと中々無いので、一つあると絶妙にコーディネートの隙を埋めてくれる、痒い所に手が届く一本になってくれそうです。
Ref.1803自体は比較的製造数も多く、出会いの機会もまだまだ沢山ありそうですが、このオックスブラッドのステラダイヤルとの出会いは簡単ではありません。王道のモデルでありながら、他人と被ることはほぼないでしょう。
圧倒的な風格と個性を併せ持つ、ロレックス Ref.1803 デイデイト “OX Blood・ステラダイヤル”、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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