1990年代のカルティエが入荷致しました。
カルティエのサントス エキストラフラットのご紹介です。実はここ2、3年で数本は入荷していたのですが投稿する間もなくもれなくお嫁に行ってしまいまして今回が初めての紹介と相成ります。
言わずと知れた世界初の紳士用腕時計で有名なカルティエのサントス。ビス止めのベゼルにエッジの立ったケースデザインはドレスウォッチとしては少々武骨とも言えるディテール。それでも尚ドレスウォッチとして成立してしまう程のドレッシーな佇まいを実現しているのは流石カルティエと言わざるを得ません。
今回の個体はギョーシェ文字盤を用いた90年代の個体。70年代頃のPARISダイヤルに拘って集めている方も多いと思いますが、この時代の文字盤はクラックの入る心配がないため個人的にはお勧めです。インデックスの塗料の剥げも見受けられず、中々のコンディションと言えます。
フレデリックピゲ社製造の高級薄型手巻きムーブメントCal.21を搭載。
ケースサイズは縦約27mm(ラグ含め約36mm)×横約27mm。私自身はどちらかと言えばサントスよりもタンク派のつもりでしたが、改めて腕に乗せると非常に甲乙つけがたい。収まりが抜群に良いし、各ディテールが程良くメリハリ効いていてタンクとは異なる、それでいて同等の魅力を感じます。これが俗に言うカルティエ沼か・・・うっかりハマったら無限に買い集めてしまいそうです。
この時計はケースサイドからの眺めが最高に格好良いと思っています。ケースサイドの面取りが絶妙なんですよ。武骨さ優雅さの絶妙な揺らぎの間を感じさせる塩梅。堪りませんねぇ。
カルティエが好きで当店で扱い始めて約4年。実はこれだけカルティエを推しているくせに自分は一本も持っていません。「いつか一本はタンクを」と考えておりましたが、ここにきてサントスにも惹かれてしまいまだまだ悩む事になりそうです。そんな時間が楽しかったりするのですがね(笑)
とは言えヴィンテージカルティエは年々入手の難易度が上がっておりますし、日々仕入れの場でカルティエはチェックしておりますが、体感でタンクのエキストラフラットよりも出会いの機会はかなり少ない様に感じます。お探しだった方はどうぞこの機会をお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
〒104-0061
東京都中央区銀座3-4-17 マツザワ第11ビル
シェルマン 銀座本店
TEL 03-3528-6390