1990年代のパテック・フィリップ Ref.3940がBOX・ギャランティー付きで入荷致しました。
当ブログでは初登場、パテック・フィリップ Ref.3940のご紹介。
近年1990年の頃の時計は”ネオヴィンテージ”、”セミヴィンテージ”等と呼ばれており、年々その熱量の高まりを私自身も感じています。どんな時計が注目を集めているかは正直ブランドに依るところが多いなという印象ですが、パテックに関して言えば永久カレンダーのRef.3970とRef.3940は急激に評価が高まっているモデルの一つと間違いなく言えるでしょう。
今回ご紹介するRef.3940はベーシックなイエローゴールドのモデル。世代は第三世代に当たり、リープイヤー(うるう年)の3時側インダイヤルに十字の線が記されています。
かつてシェルマンでもRef.3940は新品で販売していた時期がありましたので、懐かしいというお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。
パテック純正の18KYG製の尾錠が付きます。
ムーブメントはパテック・フィリップ製Cal.240Qを搭載。このムーブメント目当てでRef.3940を検討されるお客様もいる程の超有名パーペチュアルカレンダー。御覧の通りマイクロローター式の自動巻きで、複雑機構のムーブメントでありながら厚さは4mm以下。故にRef.3940は永久カレンダーとは思えない程の薄いドレスウォッチ然とした佇まいを得ることが出来、そのフォルムの美しさこそRef.3940の人気の秘密の一つと言えるでしょう。
ケースサイズは約36mm。いわゆるヴィンテージパテックのビッグカラトラバとほぼ同程度のサイズ感。故に腕乗りが悪いはずが無く、そのうえ文字盤レイアウトのバランス・凝縮感、フォルムの美しさなど文句を付けるところは見当たりません。
一般的なパテックの手巻3針と殆ど変わらない程度のこの薄さ。流線形のような柔らかな曲線を感じさせるケースフォルムは優雅の一言。
写真では解り難いのですが文字盤9時側が経年によりやや黒くエイジングしています。
今回の個体は付属品も充実。ワインダー機能付きのボックスも良い状態で、ワインダーもしっかりと動作します。
ギャランティーも付属(販売日未記入)しています。
年々注目の高まるネオヴィンテージウォッチ。70年代以前のアンティークウォッチと比べればまだ付属品付きの良個体に出会える機会には恵まれておりますが、そう遠くない将来には状況は変わっていそうな予感がします。お探しだった方はどうぞお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
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シェルマン 銀座本店
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