1920年代製のロンジン、クッションケース シルバーケースが入荷しました。
アンティークウォッチの世界でも、当然ながら流行や旬のモデルが存在します。
海外のオークションやメディア、そして現行ブランドの復刻モデル発表などに伴って
そうした傾向は強まりますが、なかにはそれとは一線を画した
緩やかな時間軸にでも存在しているような、癒しの時計も存在します。
個人的には、腕時計黎明期につくられた、こうした時計にそれを強く感じます。
ポーセリンダイヤルとコブラハンドの夜光はほとんど落ちてしまっていますが、
年代物ならではの、どこか温かみの感じられる独特のオーラを纏っています。
決して派手さはありませんが、思わずボーッと時を忘れて眺めてしまう、独特のオーラ…。
一人で眺めていると、ついには日々の不安や小さな悩みなど、いくつもいくつも、何年も何年も、
見守ってきたんだろうなぁ……なんてところまで想いを巡らせてしまったり……苦笑。
でも、意外とそんなところにアンティークウォッチの魅力の原点があったりするのかもしれません。
ご関心お持ちの方は、ぜひこちらまで。
by R.T.