2020年代のD.ドルンブルート&ゾーンが入荷致しました。
雨が酷いので今日はアンティークから離れまして、ドイツの独立時計師 D.ドルンブルート&ゾーンのご紹介。
ディルク氏と父親のディエルテ氏、親子2代の時計師が古い工作機器を用いてケースや針、文字盤等ほぼ全てのパーツを手作りで製作しており、その年間生産数は約150本程度。また、文字盤の素材や仕上げ、ムーブメントの仕上げなど、顧客の要望に合わせた多彩なカスタムーオーダーも可能です。
※当ブランドの詳細やカスタムオーダーにご関心の方は弊社の“Dear watch lover”までお問合せ下さい。
今回ご紹介する一本は梨地の文字盤にアラビアインデックスとレイルウェイトラックを彫りこみ、インクを流して造られていて、古き良き手作りの時代の時計に通ずるような雰囲気が魅力。また、驚愕すべきは31mmという小振りなケースサイズ。時計の大型化が著しい現代において、このサイズ、このテイストの時計を製作してくれるのは我々アンティークファンとしても非常に有難い存在です。
機械は当ブランドの最小ムーブCal.2016を搭載。
グラスヒュッテ様式を彷彿とさせる3/4プレートにビス止めのシャトン、エングレービングを施したテンプ受け等、小振りながらも目を見張る造り込みです。
ギャランティーや純正ボックスなど付属品も充実。
特にボックスは面白い造りで、時計を収めると窓から文字盤が顔を覗かせます。
木目も綺麗ですね。小振りながらBOXも中々の満足度です。
お待ちかねの腕乗りです。本当に現代の時計とは思えないこのサイズ感、最高です。
意外と厚みもそこそこに有り、適度なボリューム感が良い塩梅です。ロンジンのトレタケ等が好きな方にはハマるんじゃないでしょうか。
ブルースチールのリーフハンドも美しい輝きを放っています。ハカマの造形もグッドです。
今回の個体は殆ど使用されていなかった様で、ケースにも傷らしい傷は見受けられない、中々のコンディションです。
ドイツ/カルベの地で造られたD.ドルンブルート&ゾーンの希少な作品、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野