
1930年代のパテック・フィリップ Ref.96が入荷致しました。

1930年代のパテック・フィリップ Ref.96。希少なステンレススチールケースです。
久方ぶりのRef.96です。説明不要の元祖カラトラバ。今回の個体は希少なステンレススチールケース。ダイヤルはリーフハンドにフラットな砲弾インデックスの組み合わせ。ステンレスのRef.96では定番のダイヤルデザインではありますが、ローマの宝石商”HAUSMANN”のダブルネームである点は見逃せないレアなポイントと言えるでしょう。
文字盤はややクリーニングが施されていますが雰囲気を壊す程ではありません。文字盤の焼け感も均一で綺麗。ケースは年代を感じさせないくらいエッジの立った中々のコンディションです。

さて針なわけですが、この時代のパテックのリーフハンドは完璧です。この迫力あるハカマの立体感は勿論のこと、

針の曲線美としっかりとした厚みが最高です。先月のYoutube動画でも長々と針の話をしましたが、やはりリーフハンド好きとしてはヴィンテージパテックのものは外せません。マストバイです。

パテック製12型手巻ムーブメントCal.12-120を搭載。こちらも90年前の個体とは思えない程の美しい状態を保っています。

腕乗りです。最早語るまでもないくらい当ブログでもご紹介しておりますが、ケース径約30.5mmという小振りなサイズでありながら実測以上のボリュームを感じます。

ボリューム感を出すに当たって、ラグ幅とケースの厚みは特に重要です。30.5mmのケース径に対して18mmのラグ幅と約7mmのケース厚を持つわけですが、現代の時計のケースサイズで考えればいかに幅広なラグ幅と分厚いケース厚であるかお解り頂けるかと思います。

文字盤の絶妙な焼け感が非常に良い雰囲気。ステンレス製のケースによくマッチしています。

アーカイブは取得済みです。1936年製造の個体です。
多くのご要望を頂きながら、ここ最近は中々仕入れる事が難しくなっているRef.96。レアなステンレスともなると尚更といった感じです。お探しだった方はどうぞお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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