1930年代のThos Russell&Son(トーマス・ラッセル&サン)が入荷致しました。
英国王室御用達の宝石商、Thos Russell&Son(トーマス・ラッセル&サン)のご紹介。
インデックスはエンボス仕上げのブレゲ数字。造形はシャープで立体感もばっちり。青焼きの針はややカテドラルに近い意匠。文字盤外周をレイルウェイトラックで囲いつつ、6時位置のスモールセコンドは数字の書体含めてユニークなデザインです。
つらつらと書きましたがアールデコ感たっぷりの一本で個人的には大好物。アールデコと言いつつも、どこかスイス系の時計とは異なるテイストが魅力的です。
デニソンケースの内部にはヘルベティア製の角型手巻きムーブを搭載。この時代にしては珍しい耐震装置付き。
ケースサイズは約39mm×約22mm。ぱっと見小振りに見えるかもしれませんが、ラグを含め縦幅がそれなりにあるので腕元での存在感はしっかりとあります。
コンディションも年代を考慮すると非常に良好。文字盤は程良い焼け感で、ヴィンテージらしさと時計が本来持つ品の良い雰囲気が絶妙に両立しているように感じます。針も90年近く昔の時計とは思えないくらい美しい輝きですね。
決して有名なブランドという訳ではありませんがお好きな方、結構多いと思います。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野