1940年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
またまた素晴らしいヴァシュロンが7月の終わりに滑り込みで新入荷。
もうこれは何と言っても一目で惹き込まれる文字盤が肝。エナメル象嵌のブランドロゴ、ストライプ模様にクルドパリ、パールドットのミニッツマーカーに飛びアラとクサビのアプライドインデックス。以上を余すところなく取り入れた、これぞヴィンテージヴァシュロンと言える見事なテキスチャー文字盤。単なる奇抜、派手なデザインという訳では無く、様々な模様を用いることで文字盤に凝縮感を生み出す、ヴァシュロンならではのバランスの取り方も見事と言えます。
ケースはご覧の通り金錆が強めに出ておりますが、勿論これは長らく人の手が入っていないということ。この時計にグッとくる通の方であればむしろ大歓迎と言ったところではないでしょうか。
勿論今回も針を撮ります。今回見て欲しいのはブルースチールの秒針。相変わらずの立体的な造形のお尻の部分が個人的にはツボ。針全体に若干やれ感を感じるものの、今回のはむしろこれが良い雰囲気です。ケースの金錆ともマッチしています。
針の先端も圧巻の鋭さ。一流の職人の手でなければ作ることが出来ないクォリティ。
ムーブメントはバンパー式の自動巻きCal.477/1を搭載。
ケースは約34mmのスクリューバック。本来は私にはやや大振りなサイズではありますが、文字盤のテクスチャーが効いているのか文句無しのバランス。
バンパー式ならではのボリューミーなケースサイド。しっかりと迫力はありながら腕乗りも良好です。
パテックやオーデマと比べて個性的なデザインが豊富なヴィンテージヴァシュロンは好みが分かれるという意見もありますが、一度ハマるとついつい集めたくなってしまうような魔力を秘めています。
中でも今回は久しぶりに入荷した極めて凝ったデザインで、この一本でヴィンテージヴァシュロンの醍醐味を堪能することが出来ると言っても過言ではありません。
ヴィンテージヴァシュロンにご関心頂いているお客様には絶対に見逃して欲しくない一本です。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野