1950年代のオーデマ・ピゲが入荷致しました。
超スペシャルなオーデマが入荷致しました。私的には超待望、VZSSC搭載の50年代のオーデマです。
ステンレスのバーハンド・バーインデックスのセンターセコンド。私もヴィンテージウォッチに関心が無かった頃であれば見逃してしまうほど、悪く言えばありふれた普通の時計のようなデザイン。しかし実態はヴィンテージオーデマの中でも極めて希少かつ、オーデマファン垂涎のVZSSC搭載モデルです。
当ブログでも過去に何度か書いておりますので改めての説明となりますが、パテック・ヴァシュロン・オーデマの所謂三大ブランドの中でも、オーデマは最も生産数の少なかったブランド。体感的に60年代頃までのオーデマを仕入れの場で見かける数はヴァシュロンの一割以下。ヴァシュロン20本仕入れて、オーデマが1、2本あるかないかって感じです。
その中でもこのVZと呼ばれるムーブメントは我々ヴィンテージウォッチファン、とりわけヴィンテージオーデマファンにとっては特別な存在でして、ヴァルジュー製のクロノグラフムーブからクロノ機構を外して3針用のムーブメントとして使用しております。このVZ搭載機は特にレアでして、ステンレススチールのケースは更に希少、よって当ブログでご紹介させて頂くのも初めてということになるわけです。
一旦落ち着いていつも通り針を撮影。ハカマの形状は60年代のオーデマと異なりやや平たい造形ですね。それでいてしっかりと立体感を感じさせてくれる相変わらずのハイクオリティ。秒針もお尻の造形の立体感から先端の鋭さまで文句のつけるところがありません。
時分針も先端は鋭く、それでいて針全体は細みながらも厚みを感じさせる流石の造形です。
さて待望のムーブメントです。もう言葉は要らないでしょう。ただただ美しい仕上げと造形を見て頂ければと思います。
最近はフィリップ・デュフォーのシンプリシティもこのムーブメントのデザインを参考にされたという話も相まって、ヴィンテージウォッチファンのみならず独立時計師ファンのお客様からの熱い視線も感じます。
サンバースト仕上げの文字盤の雰囲気。これもお好きな人にはたまらないでしょう。10時位置のインデックス付近に僅かに傷がありますが、その他は文句なしの美しいコンデションです。
ケースサイズは約35mm。同じサイズのパテックのRef.570はちょっと大きすぎるのですが、これは乗ります。
肝はやはりケースデザイン。ベゼルのテーパーや程良く薄型に見せるケースサイドのデザイン、このお陰で私の様な細腕にもハマるんですよ。
いやほんと堪りません。これぞ究極のシンプルウォッチ。ヴィンテージオーデマファン必見の一本です。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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