1950’s パテック・フィリップ Ref.2551 “BEYER”Wネーム 18KYG Cal.12-600AT

1950年代のパテック・フィリップ Ref.2551が入荷致しました。

1950年代のパテック・フィリップ Ref.2551 “BEYER（ベイヤー）”Wネーム のご紹介。

12-600AT搭載機の中でも非常に高い人気を誇るRef.2551。Ref2526トロピカルに次いで最も多く生産されたモデルであることから、50年代当時のトレンド的にも非常に人気の高いデザインであったことが伺えます。

文字盤はサンバースト仕上げのシャンパンカラーが目を引きます。一部のインデックスやハカマ周辺に若干のシミ等が見受けられますが実物の雰囲気はかなり良いと思います。またブランドロゴのエナメル象嵌は立体感もばっちりで、後年に手が加えられていないオリジナルの状態を保っています。

更にスモセコの直上には1760年創業のスイス最古のジュエラーの一つ “BEYER（ベイヤー）”のサインが記されます。昨今はその希少性からWネームのモデルはカルティエ、ティファニー以外の銘も非常に人気が高く、特に海外のコレクターの方々はかなり熱心に探されている印象です。

ムーブメントはパテック・フィリップ初の自動巻Cal.12-600ATを搭載。ジャイロマックステンプ仕様の後期型です。

ケース径は約35.5mm。個人的には12-600AT搭載機の中でも屈指の腕乗りの良さを誇るモデルだと思います。

Ref.2551はサイドからの眺めが特に美しいと思うんですよ。ラグやベゼル、ケースサイドに程良くステップが設けられていて、曲線的なシルエットでありながらも立体的でメリハリの効いた造形が優雅さと存在感を腕元にもたらします。

文字盤の色味も相まってブラウン系のジャケットにはバッチリ。私が普段来ているグリーンのスーツにも合わせやすそうです。

アーカイブは取得済み。1958年製造の個体です。

Ref.2551は12-600AT搭載機の中では生産数は多いものの、世界的にも需要が高いためか入荷の機会は決して多くありません。かく言う当ブログでも今回で3本目のご紹介です。店頭でもお問合せの多いモデルですので、お探しだったかはどうぞこの機会をお見逃しなく。

当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。