1950年代のパテック・フィリップ Ref.2457が入荷致しました。
パテックのRef.2457が久々に入荷致しました。
鋭く伸びたブルースチールの秒針に厚みのあるバーハンド・バーインデックスというシンプルイズベストを地で行くようなデザインの潔さの中に、
何故か私はデザイナーの執念めいたものを感じずにはいられません。
実際問題時計はシンプルになればなるほど嘘が通じないと言いますか、文字盤に対して針やインデックス等の大きさや長さが極端にシビアになってくるのですが、
この時計は破綻や間延びしている個所が全く無い、流石はパテックと言わざるを得ない完璧なデザインバランスだと思います。
Ref.2457は所謂クンロクのセンターセコンド版で、12SCではなく後継機の27SCを搭載しています。
12SCはムーブメントが他のものよりも厚みが有るため、クンロクのセンターセコンド仕様はかなり厚みがあります。
一方、後年に開発された27SCは薄型に造られているため、Ref.2457はセンターセコンドであるにも関わらずスモセコ仕様のクンロクとほぼ同じ厚みとなっているのが特徴です。
というわけで腕乗りは個人的には最高です。クンロク同様30.5mmの小振りなサイズですが不思議と大きく感じるんですよね。
文字盤のコンディションはかなり良く、ロゴやミニッツマーカーのエナメルの立体感もしっかりと残った使って気持ちの良い個体。
シンプルで質の良いドレスウォッチをお探しの方、初めてヴィンテージパテックをご検討頂く方にもお勧めです。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
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※商品番号C1669 ¥1,760,000-(税込)
By T.N