1960’s パテック・フィリップ Ref.3538 ギュブランWネーム 18KWG Cal.23-300

1960年代のパテック・フィリップ Ref.3538が入荷致しました。

1960年代のパテック・フィリップ Ref.3538のご紹介。

如何にもこの時代のドレスウォッチらしい薄型2針スタイルのRef.3538。18Kホワイトゴールド製のケースも相まって使い勝手は最高です。特に今回の個体はシルバーのサンバーストダイヤルにブラックペイントのローマンインデックスを用いたクラシカルなデザイン。バーハンド・バーインデックスが基本スタイルのこの時代において、ちょっとしたレアな感じのこのダイヤルに妙に惹かれます。

加えてダイヤル6時側には高級宝石商ギュブランのサインが記されます。Wネームという特別感は勿論のこと、6時位置にサインが入ることで文字盤の間延び感を無くしてくれている点も個人的には嬉しいポイントです。

パテック製10型手巻Cal.23-300を搭載。小ぶりながらも実用性抜群で20年以上使用され続けた銘キャリバーです。

ケース径は約33mm。まぁこれは当然腕に乗りますよね。癖の無いデザインにホワイトゴールドの薄型ドレス、鉄板です。

薄型のケースは、エッジもしっかりと立っていて中々に気持ちの良いコンディション。

クラシカルな顔つきの時計ですが、明るめのゴールドブラウン系のストラップを組み合わせたことで、オンスタイルだけでなくカジュアルなスタイルでもコーディネートし易い印象。

アーカイブは取得済み。1968年製造の個体です。

久しぶりにパテックとしては手に取り易い価格帯のモデルの入荷で正直私もホッとする気持ちです。こういう時計が無いとどんどんヴィンテージパテックの間口が狭くなってしまうので、市況が盛り上がるのは良い事ですが程々であって欲しいなぁと常々思っています。特にユーザーフレンドリーでビギナーのお客様でも気兼ねなく手に取れるものはいつまでも市場にあって欲しいものです。

また、玄人のお客様にとっても、こういう上質なホワイトゴールドの薄型ドレスウォッチは一本あると後々に結構助けられますよ。大人の嗜みとして、一本如何でしょうか。