1960’s ヴァシュロン・コンスタンタン Ref.6426 18KYG Cal.K1071

1960年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。

60年代のヴァシュロン、Ref.6426のご紹介。

ドルフィンハンドに2種類のクサビインデックスという極めてヴァシュロンらしいダイヤルデザインと言えますが、この時計に関しては何と言ってもラグのデザインについて語られるべきでしょう。マルタ十字のパーツを用いてデザインされたラグが非常に目を引きます。他にも小振りな手巻きのモデルや、同年のヴァシュロンの中でもフラッグシップと言って差し支えないであろう“クロノメーターロワイヤル”でも見受けられます。また、現行のヴァシュロンのラインナップである56（フィフティーシックス）においても現代的なデザインの解釈はあるものの、Ref.6426等と源流を同じくしたラグのデザインが誂えれています。

全体的にコンディションも良好で、シルバーのサンバースト文字盤は美しい輝きを放ちます。ケース及びラグもオリジナルのシェイプを感じられる、使っていて気持ちの良い状態です。

ムーブメントはジャガールクルト製の自動巻きCal.K1071を搭載しています。

腕乗りです。ケース径は35mm。単純なケース径では測れない上下に伸びたラグは数値以上のボリューム感。若干私の腕には大ぶり過ぎるきらいはあるものの、文字盤レイアウトのバランスの良さ、間延び感の無さからご覧の通り私の細腕でも違和感なくハマっています。

ラグのボリュームに対してケースの厚みは同年のヴァシュロンの自動巻きの中でも程良く抑えられています。

ヴァシュロンらしさをしっかりと感じさせつつ、デザイン自体は直線的でシンプルなデザインがベースの為か、過度に華美な感じが無く普段使いでも全然OKな顔つき。

しっかりとヴァシュロンらしい個性を持ちつつも、ビジネスなどの堅いシーンでもしっかりとハマる。持っていれば日々のローテーションのレギュラー入り間違い無しの一本です。

当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。