
1970年代のパテック・フィリップ Ref.3548/1 ゴールデン・エリプスが入荷致しました。

遂に来ました。約4年ぶりのご紹介。パテック・フィリップ ゴールデン・エリプスのファーストモデル、Ref.3548のブレスレットモデルです。
4年前にご紹介した最初の一本目を仕入れてからもずっと探しておりましたが、Ref.3548の良い個体には出会うことは中々ありませんでした。文字盤が弱いというか、ケースに防水性が無さ過ぎてRef.3548は文字盤にダメージが入ってしまっている事が非常に多いんです。Ref.3548の初期生産分に至っては4ピースケースだったというのですからさもありなんといった感じです。
そんな状況で今回のRef.3548/1ですが、文字盤はパーフェクトと言って良い位美しい状態を保っています。私の私物のRef.3548と比べてちょっと文字盤の色味が濃い感じでして、ちょっと羨ましくなるくらい良い色だと思います。
ちなみにRef.3548のブレスレットモデルは”/”以降の数字でデザインが異なるのですが、今回の”Ref.3548/1″は最もシンプルで使い易いブレスレットデザインが魅力的です。オンオフ問わず活躍してくれることでしょう。ブレスの長さも十分で、約18cm(クラスプ調整で19cmまで)あります。
※長すぎる場合はブレスカットで調整致します。

ムーブメントはパテック製10型の手巻Cal.23-300を搭載。

アーカイブは取得済み。1974年製造で、Ref.3548としては最終期に近い個体です。
※Ref.3548は1975年頃まで製造。加えて過渡期にはマイナーチェンジモデルのRef.3468と跨って販売・製造されていた様です。

ケース径は約32mm×約26mm。普段私が使っている革ベルトのモデルと腕乗り自体は大きく変わりませんが、一体型ブレスが生み出すボリューム感と、何よりも重量感は別物と言っても良いほど。

全体的には柔らかなケースラインでありながら、程良い厚みとエッジ感が小振りながらも確かな存在感を生み出します。

完璧なケースバランスにブルーのサンバーストダイヤルは文句なしの美しさ。腕元にビシッとハマってカッコ良いですね。いつまでも眺めていられます。
私がRef.3548を手に入れてから約一年が経ちますが、かなり登板回数の多い頼れる一本として大活躍してくれています。”最後に買う時計”というつもりはないのですが、”最後の最後に持っている時計”という予感が少しあります。ある種私にとっては “上がり時計” 的な存在かもしれん。
※Ref.3548については今年の初めに投稿させて頂いたYouTube動画にて私の愛用時計としてご紹介させて頂いておりますので、ゴールデン・エリプスをご検討されているお客様は是非併せてご覧頂ければと思います。
自動巻以上に手巻きのゴールデン・エリプスは状態の良い個体を手に入れにくくなっている気がしますので、このサイズ感がお好きな方は是非この機会をお見逃しなく。
パテック・フィリップ Ref.3548/1 ゴールデン・エリプス、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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