1970年代のパテック・フィリップ Ref.3579が入荷致しました。
当ブログ初登場。70年代の防水ケース Ref.3579のご紹介。
70年代のトレンドのCラインケースを彷彿とさせる爽やかなフォルムが特徴的な一本。文字盤はシルバーのサンバースト。針とインデックスは共にバータイプで、針の中心のみブラックのインサートが入り、さりげなくメリハリが効いています。嫌味な感じが一切無く、どんなシチュエーションでも使うことのできるこういう時計は一本は手元に置いておきたいところです。非常に重宝すると思います。
ケースは若干のポリッシュ感はありますが、大きくフォルムを崩す程ではありません。文字盤は傷や汚れの無い美しい状態を保っています。
パテック製10型手巻ムーブメントCal.23-300PMを搭載。こちらもコンディションは言うことありません。ムーブメントは12型の大きな機械の方がお好みだという方は多いとは思いますが、ヴィンテージパテックの手巻ムーブの中では屈指の実用性と完成度を誇る銘機だと私は思います。特にムーブの厚みが12型のムーブと比べてかなり薄型なので、この23-300のおかげで当時パテックはケースデザインのバリエーションをかなり増やすことが出来たのだと思います。
アーカイブは取得済み。1974年製造の個体です。
ケースサイズは約33mm。ヘビーケースの様なマッシブな見た目ではありますが、35mm以下の私好みのサイズ感でバランス良し。文字盤の間延び感も一切感じさせません。
特に厚みが絶妙なんですよね。スクリューバックでありながらここまで厚みを抑えられているのは、ムーブメントにCal.23-300PMを使っているからこそ出来るフォルム。
今までは強く注目をしていたリファレンスではないのですが、想像以上に良い顔つきを見せてくれる時計で結構ハマります。ステンレスならではの光の反射が雰囲気あるんですよ。サンバーストの文字盤と外周の鏡面仕上げが程良く2トーンの様に見えるのも個人的に惹かれるポイントです。
普段使いに打ってつけな防水ケースのパテック・フィリップ Ref.3579、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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