1980年代のオーデマ・ピゲが入荷致しました。
オーデマのプラチナ製の2針ドレスウォッチのご紹介です。
秒針やミニッツマーカーを排したバーハンドとバーインデックスのみのシンプルの極致のようなデザイン。シンプル故にバランスが非常に難しい2針のスタイルでありながら、間延び感や破綻は一切感じられません。「これこそがオーデマ」と言える見事な佇まいです。極論ですが、ドレスウォッチはこれを持っていれば他は要らないとさえ感じます。
ケースコンディションも中々で、ケースやラグのエッジが指に引っかかる感覚は堪りません。
バックルはオーデマ純正の尾錠が付きます。
尾錠もプラチナ製です。
ムーブメントはお馴染みのジャガー・ルクルト製Cal.2003。
文字盤はやや9時側外周が劣化しているため気になる方も入らっしゃるかと思いますが、幸いフチの部分なので個人的にはそこまで気にはなりません。
ケースサイズは約31mm。オーデマの2針でもホワイトゴールドやイエローゴールドは33mm前後が多い気がしますが、プラチナは31mmの方が多いかもしれません。
2針と言えばスーツスタイルが基本かと思いますが、こういったカジュアルなスタイルでも中々に様になります。
小振りでありながらも貧弱な印象は全く無く、ご覧の通り非常に腕にマッチしています。
今回の個体は付属品も充実。ベルト付きのケースが時計用のケースで、右側のは恐らくパスポートケースかと思われます。
一番面白かったのがこれ、アドレス帳です。懐かしいですね。昔は我が家の玄関にもありました。こういう時代を感じられる小物は見ているだけで楽しくなります。
40年近く前のものになりますのでケース類はやや色褪せが見られますが、紙の外箱も着いておりますし、時計ケースの中はご覧の通り綺麗な状態をキープしています。
使っても眺めても楽しい貴重な付属品付きのプラチナ製オーデマ、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野