1980年代のカルティエ マストタンクが入荷致しました。
突然ですが、遂に始めますマストタンク。
当店で70年代以降のヴィンテージカルティエを本格的に扱い始めて早三年。当初からマストタンクはお客様からのご要望も非常に多く、この度扱うことに致しました。当面は機械式にのみ拘って仕入れるつもりですが、マストタンクはクォーツモデルにしか無いデザインも多くそれらも中々に魅力的なので悩ましい限りです。
さて記念すべき一本目は美しいボルドーカラーのダイヤルが目を引くLMサイズ。文字盤は勿論オリジナルでクラックは無し。ロゴの下に毛埃程度の小さな傷がありますが、肉眼ではほぼ気が付かない程度かと思います。ホワイトのラッカーダイヤル同様に、このカラーダイヤル系も殆どの個体がクラック入りばかりで、やっとの思いで巡り合えた一本という訳です。
ケースもメッキ剥がれ等の無い美しい状態をキープ。自分で言うのもなんですが、一本目にしてかなり状態の良い個体が入ってきたなと思います。
ボルドーダイヤルは写真で見ることが殆どでしたので、いざ実物を目にすると意外にも表情豊かな色合いで驚きます。結構マットな質感だと思っていたのですが、光の加減で光沢感やメタリックな質感等、想像していなかった顔つきを見せてくれます。これは是非実物を手に取って見て頂きたいですね。
腕乗りですが、先日のLMサイズのタンク(販売済み)とほぼ同サイズ(約31mm×約23mm)ですので勿論文句無しです。
ブルーやブラック等の定番カラーと比べ、この鮮やかなボルドーダイヤルはどのように合わせるべきか少し悩んだのですが、意外にも手持ちのスーツ・ジャケットには大体ハマりました。こちらの写真ではグリーンのスーツに合わせましたが、ネイビースーツやブラウン系のジャケットでもまるで問題無し。この時計、意外と当番回数多そうですよ。
バックルはマストタンク用の純正Dバックル(メッキ)が付属します。
それにしても素晴らしいコンディションです。ここまで状態の良い個体を次にまた仕入れられるか逆に不安になります(笑)
当時カルティエのエントリーラインとして誕生したマストシリーズですが、通常のモデルには無い様々なダイヤルのデザインは唯一無二の個性・独自性が有ります。
今回入荷のボルドーダイヤルのマストタンクもヴィンテージカルティエ最初の一本としては勿論、このマストタンクシリーズにしかないデザインは、定番のローマンダイヤルのタンクやサントスをお持ちのお客様にも、魅力的に感じるのではないでしょうか。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野