1980年代のカルティエ トーチュが入荷致しました。
8月最初は久々のカルティエの新着、トーチュのご紹介。
トーチュは元々トノーの発展型として1913年頃に登場した、カルティエの腕時計の中でも初期に完成されたモデルの一つ。
直線的なデザインのタンクやサントスと比べ、亀に見立てた曲線的なケースラインからは柔らかな印象を受けます。
文字盤はこの年代特有のラッカー系の文字盤で、ひび割れも無く中々良い状態をキープしています。
ムーブメントはCal.107。所謂プゾーの7001を搭載しています。
現在でもノモス等が使用している、非常に完成度の高いムーブメントです。
トーチュは今回初めてちゃんと腕に乗せたのですが、思っていた以上に腕乗りが良いんですよこれが!
写真で見ていた時はもっと小振りなイメージだったのですが、程良い厚みにふくよかなケースラインは絶妙なボリュームと存在感。
私含め、カルティエと言えばまずは”タンク”や”サントス”という方は多いと思いますが、トーチュをファーストカルティエにしても良いのではないか?といま本気で思っています(笑)
青焼きの針も美しい状態を保っていて、光を受けた針の輝きは時計ファンとしては否が応にも心が躍ります。
今回の個体には永久修理保証書が付属します。
カルティエでのオーバーホールが生涯無料となる特別なギャランティです。
以上、カルティエのトーチュでした。
登場から100年以上の歴史を持つトーチュは、現行のカルティエでも販売されているベストセラーの一つ。
腕時計がまだ一般的でなかった時代に、現代でも通ずる腕時計のデザインを数多く作り出してきた、
装身具のプロフェッショナル、ジュエラーの王としてのカルティエの矜持が垣間見えるモデルです。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
お問い合わせはこちらまで。
※商品番号D7209 ¥748,000-(税込)
By T.N