1980年代のパテック・フィリップ 150周年記念モデル Ref.3960 “オフィサー”が入荷致しました。
本日は1989年にパテックフィリップの創業150周年を記念して造られた限定モデルRef.3960 “オフィサー”のご紹介。
ペイントタイプのブレゲ数字にブレゲ針の組み合わせは実にクラシカルな雰囲気。オニオンリューズや力強く突き出たラグ等、全体的に1930年代以前を想起させるデザインは80年代当時もヴィンテージがちょっとしたブームだったこともありチョイスされたデザインだったのかもしれません。
ヴィンテージらしいテイストだけでなく純粋に時計としてのデザインの完成度も高く、スモセコのデザインでありながら1~12まで全てのインデックスに描かれたブレゲ数字が生み出す凝縮感が秀逸な一本です。
当モデルで最も特徴的なのが”オフィサー”の名に相応しいハンターケース仕様。ヒンジ付きの裏蓋は開閉が可能で、内部にはパテック・フィリップの150周年を記念したエングレービングが施されています。
機械はこの時代のパテックではお馴染みの手巻きムーブCal.215を搭載。コンディションは文句無し。
元になった時計は時代的には陶製の文字盤だったのだろうと思われますが、当モデルのラッカー塗装にて表現された純白の文字盤も中々に良い雰囲気です。
ケースサイズは約33mm。ヴィンテージらしい程良いサイズ感に、丸みを帯びたミドルケースの可愛らしいフォルム。比較的年代の新しいモデルではありますが腕乗りの良さはヴィンテージのパテックと何ら遜色のない完成度。
そう遠くない時代に80年代のヴィンテージ・パテックを代表するモデルの一つとして、更なる脚光を浴びそうな予感がします。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野