1980年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
オニキスダイヤルのヴィンテージヴァシュロン再び。
昨年夏に入荷し我々の想像以上にお問合せを頂きましたヴァシュロンのオニキスダイヤル。今回入荷のヴァシュロンも前回の個体同様にインデックスを一切排した、オニキスダイヤルの艶感を存分に楽しめる美しい一品。前回の個体と異なりマルタ十字の無いシンプルなブランドロゴ表記は、昔ながらのヴァシュロンがお好みの方であれば更に刺さるディテールではないでしょうか。無論私にも刺さっています。
全体的なコンディションも良好で、過度なポリッシュ感や大きな打ち傷等は見受けられません。文字盤もクラック一つ無い、極めて美しい状態を保っています。
ケースと一体となった編み込みのホワイトゴールドブレス。しっかりとした重量感と、人の手でこそ造られる緻密なディテール感が堪りません。
ムーブメントはジャガールクルト製の薄型手巻きムーブCal.K1014を搭載。
吸い込まれそうなくらい深い黒に立体的な造形のドルフィン針が非常に映えます。
ケースサイズは縦約31mm×横約33mm。ゴールデンエリプス好きの自分としては、この70~80年代のテイストはかなり好み。ブレスは私の腕で指一本くらい余る感じです。最近痩せてしまったので自分の手首は16.5cmかな。17.5cmくらいの方ならぴったりかと思います。
一体型ブレスの時計はジャストサイズを探すのが結構大変なのですが、このブレスレットモデル特有の優雅な佇まいは苦労してでも探す価値があります。
時々身も蓋も無いことを考えます。わざわざオニキスダイヤルを探すのではなく、普通にブラックミラーダイヤルでも良いのでは、と。しかしこのまるで本当の鏡のような艶、光の反射や映り込みを見ると、やはり他のダイヤルには代えがたい魅力を感じずにはいられません。
オニキスという特別感のある素材でありながら嫌味な感じの無い、良い顔つき・バランスです。ブレスのサイズが合えば個人的にも欲しいくらいですね。
近年はロレックスのデイデイトを筆頭に、オニキスやラピスラズリ等の貴石系ダイヤルの時計が時計愛好家から注目を集めている様に感じます。ひと頃のラグスポブームよりも私好みのトレンドですが、結果的に欲しい時計の値段が高騰しがちになるので嬉しいやら悲しいやらの複雑な心境です(笑)。金の値段も上がっているので尚更ですね。
今回のヴァシュロンはデザイン、素材、ブランドの格式、どれをとっても文句無しの一本です。前回のオニキスダイヤルでご関心を持って頂いたお客様、是非この機会にご検討下さいませ。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
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