1940年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
久々にビッグサイズのヴァシュロンが入荷致しました。しかも希少なステンレスのスクリューバックです。
アラビックとクサビのインデックスにバーハンドの中3針は如何にもヴァシュロンらしいデザイン構成ですが、ステンレスケースに敢えてゴールドカラーの針とインデックスの組み合わせは我々も目にすることは稀です。
広く全面に施されたギョーシェ彫りと外周のややマットな仕上げが織りなすさり気無い2トーンの文字盤が、カジュアルな雰囲気のステンレスケースでありながら程良い品の良さを醸し出しています。
ダストカバー付きのスクリューバックケースの中には、手巻きのCal.454/3Cを搭載。パテックのムーブとは異なるこのメカメカしい雰囲気に心をくすぐられます。
ギョーシェの文字盤と言えばブレゲが有名ですが、今回のヴァシュロンも屈指のカッコ良さではないでしょうか。個人的にギョーシェは3大ブランドだとヴァシュロンが一番似合う気がします。
ケースサイズは35mm。中々に大振りですが、意外にも腕乗りは良好。私の様な細腕でもあっけないくらい綺麗に腕に収まってくれます。これは恐らく大きくテーパーを掛けたベゼルと、
この細く絞ったミドルケースのラインが効いているためでしょう。めちゃくちゃ偏見ですが、18Kのドレスウォッチと比べてステンのスクリューバックはなんとなく大雑把なイメージがありましたが、これは中々どうして隙の無い優れたデザイン。非常に良いバランスです。
今回の個体はヴァシュロン本社でアーカイブを取得しました。発行まで半年以上かかりましたが無事取得出来て良かったです。1946年製造、おおよそ75年前の個体でした。
以前よりも探すのが難しくなってきたヴァシュロンのステンレスのスクリューバックケース、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
03-3528-6390
