
1990年代のパテック・フィリップ Ref.3738/100 ゴールデン・エリプスが入荷致しました。

私の推し時計であるゴールデン・エリプスの新着です。
1977年に誕生した大ベストセラーであるゴールデン・エリプスの自動巻モデル Ref.3738。Ref.3738の系譜は約40年に渡る大ベストセラーとなり、これはカラトラバのオリジンであるRef.96に匹敵する製造年を誇ります。
今回のRef.3738/100は1984年に誕生したRef.3738のマイナーチェンジモデルです。見た目等に大きな違いはありませんが、1980年にパテック・フィリップがケース会社を買収し、ケースの内製化に取り組んで以降のモデルです。小振り過ぎない程良いボリューム感が魅力で、ヴィンテージウォッチを始めて手に取る方にも違和感無くお使い頂けるかと思います。
文字盤はゴールデン・エリプスと言えばこの色、ブルーのサンバーストダイヤル。30年以上の昔の個体でありながらも美しい輝きを放っています。全体的なコンディションも良好で、ダイヤル・ケース共に大きなダメージは見受けられません。

パテックの針の立体感は60年代以前の個体が至高だと思っているのですが、ゴールデン・エリプスに関しては話は別です。ハカマから針本体に至るまで立体感は十二分で、クリアランスもしっかりと詰められています。どの角度から眺めても美しいと感じる完璧な佇まい、これは私がゴールデン・エリプスをお勧めする理由の一つです。

バックルはゴールデンエリプス専用の18KYG製純正尾錠が付属します。

アーカイブは取得済み。1991年製造の個体です。

腕乗りです。ケースサイズは約35.5mm×約31mm。手巻のモデルと比べると一回りサイズアップしますが、御覧の通り私の細腕に乗せても違和感は無し。流石40年以上のベストセラーモデル。誰の腕に乗せてもしっかりと収まる完成度の高さを感じられます。

ケースの厚みも自動巻モデルであることを忘れそうな程に抑えられています。これはパテック・フィリップが製造したマイクロローター式の自動巻の銘機であるCal.240の貢献が大きいところでしょう。

息を吞むほど美しいゴールデン・エリプスのブルーのサンバーストダイヤル。イエローゴールドのケースと色味の愛称も良く、シンプルなデザインも相まって端正さと華やかさが実に良い塩梅です。
今年初めに投稿させて頂いたYouTube動画にてお話しさせて頂いた通りここ最近ゴールデン・エリプスのお問合せが国内外問わず非常に増えており、中にはブログ等でご紹介する前にお嫁に行ってしまったたモデルもあるほどです。お探しだった方はこの機会をどうぞお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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