
1990年代のロレックスが入荷致しました。

今月2本目のデイデイトのご紹介。先日のピンクゴールドよりも若干新しい90年代の個体です。
最早説明不要のロレックスの最高峰のモデル、デイデイト。ここ近年では90年代のデイデイトはオニキスやラピスラズリ等の貴石系のダイヤルの個体が人気を博し、結果的に通常のダイヤルデザインのものも需要が高まっている様に感じます。
今回の個体は比較的珍しいホワイト文字盤。文字盤外周のレイルウェイトラックの中に記されたローマ数字が60~70年代頃のデイデイトと比べてよりクラシカルな印象を受けます。

ムーブメントは日付・曜日に早送り機能が付いたCal.3155を搭載。70年代頃のデイデイトと比べると利便性は圧倒的に向上しています。

ケースサイズは約36mm。デイトジャストとほぼ同じデザイン、同じケース径ではありますが、18イエローゴールドのケースとプレジデントブレスが生み出す重厚感はデイトジャストとは一線を画します。

ケースも中々しゃっきりしているでしょ。厚みも良いですね。軽さ、軽快さとは無縁の重量感ですが、この重みは所有欲を大きく満たしてくれます。

デイデイト=金無垢というイメージか、少し身構えられてしまうことの多いデイデイトですが、このホワイトダイヤルは過度に豪奢な感はなく、日々のコーディネートにも取り入れ易い印象です。

付属品も充実。ギャランティーからオリジナルのBOX、外箱(やや痛み有り)に後年の修理保証書をはじめ、

特に嬉しいのがオリジナルと思われる文字盤もしっかりと残っています。一昔前まではロレックスでメンテナンスの際に希望すれば別カラーの文字盤と交換することが出来、元の文字盤も返却してくれました。イエローゴールドにゴールドカラーの文字盤は中々に華美な感じがあるので、恐らく日本の前オーナーが使いやすさを鑑みてオーバーホールの際にホワイトダイヤルに交換したのでしょう。
更にブレスレットの予備コマも一つ付属します。現時点で約17cm程度のサイズなので、腕周りが17.5cmくらいまでのお客様ならフィットするのではないでしょうか。

ブレスレット付きのデイデイトは比較的海外のお客様の方が熱心に見ていかれることが多いのですが、時計のトレンドがシンプル&クラシックに回帰しつつある昨今、日本のお客様にも改めてご提案したい時計の一つです。
デイデイトに限った話ではないのですが、良コンディション且つ付属品の揃った個体は年々出会いの機会が減っておりますので、なんとなくでも気になっていた方は是非一度お試し頂ければと思います。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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