2000年代のカルティエ CPCP(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)タンク・ア ビス 2タイムゾーンが入荷致しました。
3年振りの入荷です。カルティエ CPCP タンク・ア ビスの2タイムゾーン。
1998年から2000年代のカルティエにおいて、紳士用の最上位コレクションだった CPCP(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)。当時カルティエの腕時計で主流だったクォーツムーブメントは一切使わず、機械式腕時計の愛好家に向けて発表された各モデルは、現在価格が高騰しているヴィンテージカルティエの中でも特に注目を集めています。
タンク・ア ビスはベゼルにビスの意匠が施されたモデルで、デザインは1930年代の角型防水モデル”タンク・エタンシュ”がルーツ。エッジの立ったマッシブなケースラインは、エレガントで流麗なケースラインの多いタンクシリーズの中でも特にユニークといえるモデルではないでしょうか。
今回ご紹介する2タイムゾーンは一つのリューズで上下でホームタイムとローカルタイムを設定することが出来ます。
今回久々に仕入れた理由がケースコンディションの良さ。使用による若干の小傷はありますが、ポリッシュ感のないシャープなフォルムをしっかりとキープしています。
ラグ先端の鋭いエッジや、サイドのヘアラインもしっかりと残っています。
ギャランティ等の付属品は無く時計単体でのご紹介ではありますが、「このコンディションならば!」と思わず仕入れてしまったわけです(笑)
ムーブメントは自社製ムーブCal.9901MCを搭載しています。
さて腕乗りです。以前乗せたときは随分大きく感じたものですが、この数年で何か自身に変化でもあったのか、意外にも腕にちゃんと乘ってくれているように感じます。
厚み、エッジ感どちらも申し分無し。数年前に見たとき以上に格好良く感じます。
うん、やはり見間違いではなくちゃんと腕に乗っています。2タイムゾーンという個性的なダイヤルデザインでありながら、普段使いしやすいホワイトゴールドケースのためスーツなど比較的堅めの装いでも違和感なくマッチしてくれます。もちろんカジュアルにも全然いけますね。
正直ここ数年の高騰ぶりに少々ついていけずCPCPからは少し距離を置いていたのですが、やはり良いですCPCP。70年代頃のカルティエとは異なる魅力を持っているように感じます。ちょっと価格的に仕入れるのに勇気がいるのですが、また良いコンディションの個体を見つけたら仕入れてみようかな。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野