2000年代のシェルマン×アンデルセンジュネーブ “ボワヤージュ”が入荷致しました。
本日は2005年に発売した、シェルマンと独立時計師スヴェン・アンデルセンとのコラボモデル”ボワヤージュ”のご紹介です。
一目でワールドタイムと解るそのアイコニックなデザインは時計師ルイ・コティエが1930年代に考案したとされているスタイルがベース。
アンティークウォッチらしいクラシカルな雰囲気に現代の時計のエッセンスを加えた仕上げ・デザインは、
文字盤・針・ケースなど細部に至るまでシェルマン、アンデルセン氏双方共に妥協することなく徹底的に吟味し、完成までに3年を要す程拘り抜きました。
特にルイ・コティエ式のワールドタイムのデザインでスモセコ付きの時計は実は見かける事が非常に稀で、
斬新さとクラシカルさを兼ね備えた、数ある弊社のオリジナルウォッチの中でも屈指の完成度を誇る一本です。
グラスバックからその姿を覗かせるムーブメントはプゾー製キャリバー336Nがベース。
コートドジュネーブやペルラージュ仕上げ、ビスは青焼きにする等各部をブラッシュアップし、ワールドタイムモジュールを追加しています。
現行の時計に詳しい方はピンと来るかもしれませんが、キャリバー336Nは有名なETA社の手巻きムーブ、プゾー7001の原型です。
両者の最大の違いが振動数で、プゾー7001が6振動(21600振動)に対して、336Nは5振動(18000振動)とよりロービート仕様となっています。
どちらも優秀なムーブメントであることは語るに及びませんが、アンティークウォッチファンとしてはロービートであればあるほど心が躍りますよね(笑)。
バックルはアンデルセン・ジュネーブ純正の18KYG製尾錠が付属。
純正のBOXに当時発行したギャランティーも付属します。
ケースサイズは約36mm。
アンティークウォッチを基準とすると大振りですが、凝縮感の有る文字盤と情報量の多いベゼルの組み合わせが想像以上に視覚的なバランスの良さをもたらしています。
アンティークウォッチと比べて厚みの有る18Kピンクゴールド製のケースはずっしりと重め。
重たい時計は手が疲れるという意見も御座いますが、この手に取った時の満足感、私は嫌いではありません。
限定50本という極少量生産の、シェルマン拘りのワールドタイム”ボワヤージュ”、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
お問い合わせ・ご購入希望はこちら、もしくは銀座店(0355681234)までご連絡下さい。
※商品番号C1758 ¥1,210,000-(税込)
銀座店 中野