
極めて希少な1940年代のパテック・フィリップ Ref.96 PTが入荷致しました。

本日はかなりスペシャルな一本です。パテック・フィリップ Ref.96 プラチナのご紹介です。
カラトラバのファーストモデルであるRef.96については最早説明不要と言っても良いでしょう。昨今の世界的なRef.96ブームには驚かされつつも、元々日本人が好んでいたリファレンスであることもあり、価格自体はともかく出会いのチャンスはまだまだありそうです。しかしながらプラチナともなると話は全く変わります。元々の生産数がゴールドやスチール等と比べても圧倒的に少なく、私自身も商品として見るのは6年振り、約8年の間で2本目です。加えてこの個体は10年以上前に弊社で販売した個体で御座いますので、まだ見ぬ個体を探すことがいかに難しいかを改めて痛感させられます。
ダイヤルデザインはリーフハンドにダイヤモンドインデックス。この当時はケースにプラチナやホワイトゴールドを用いる場合、ダイヤモンドインデックスがスタンダードなスタイルです。個人的にはダイヤインデックスは20代では絶対にありえませんでしたが最近はむしろ一本くらいは欲しいと思い始めているほどです。特に3大ブランドのものは他ブランド以上の気品を感じます。
文字盤やケースには年代相応の傷やエイジングが見受けられます。しかしながら超レアものということを差し引いても圧倒的なの風格を感じるのは私だけではないのではないでしょうか?

パテックのリーフハンド。厚み・曲線美、完璧なシェイプ。ハカマの立体感に至るまで隙がありません。やはりリーフハンドはパテックでしょう。

アーカイブは取得済み。1949年製造の個体です。

パテック製12型手巻ムーブメントCal.12-120。70年以上前の個体ですが美しい状態を保っています。

何度となく腕に乗せてきた96ですが、プラチナの96は全く異なる存在感、腕乗りです。正直腕に乗せた瞬間ゾクッしました。ゴールドやスチールの96とは一線を画す重みは、腕に乗せた時の満足感を十二分に満たしてくれます。

ケースは年代相応の傷はあるものの、強いポリッシュは施されていません。オリジナルのケースのエッジをしっかりと感じられます。

ホワイトゴールドとは異なる、やや落ち着いた色味もプラチナならでは。豪奢な印象のダイヤモンドのインデックスと程良く馴染んでいます。
次にいつプラチナのRef.96が見ることが出来るのか私も見当がつきません。ヴィンテージパテックファン、Ref.96コレクターの方々、是非この機会にシェルマン銀座本店までお立ち寄りください。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は2024年3月29日より下記住所へ移転しました。
〒104-0061
東京都中央区銀座3-4-17 マツザワ第11ビル
シェルマン 銀座本店
TEL 03-3528-6390