1950年代のIWCが入荷致しました。
久し振りに雰囲気の良いオールドインターが入荷しました。
50年代は手巻きから自動巻きへと移行する過渡期ではありますが、シンプルな60年代の時計と比べてデザイン性の高い個体が多いのも魅力の一つ。今回の一本も多分に漏れず魅力的なデザイン。
何と言っても砲弾型のインデックスを取り囲む様に施された格子状のテクスチャーが目を引きます。ノンデイトなのも個人的にはポイント高いですね。せっかくのテクスチャーですからデイト用の窓の無い、余すところなく楽しめるレイアウトで正解でしょう。
単なる装飾的な役割を超えて、文字盤全体を引き締める役割も担っており、外周のミニッツマーカーのドットと組み合わせる事で、非常に凝縮感の有るデザインへと仕上がっています。
ムーブメントはIWC製のペラトン式自動巻きムーブCal.852を搭載。
僅かにエイジングを遂げた文字盤もテクスチャーの雰囲気と非常にマッチしています。正にヴィンテージウォッチと言った佇まいです。
ケースサイズは約33mm。スナップバックながらも厚みもそれなりにあり程良いボリューム感が中々の心地良さ。お魚リューズも健在。
今回はIWC純正のBOXが付属します。
ふと思ったのですが、今回のインターのテクスチャーや、ロレックス・チュードルのハニカム等、この手テイストの文字盤は50年代特有のデザインに感じます。前後の年代であまり見かけないんですよね。個人的に50年代はデザインもムーブメントも過渡期で時計に関して「50年代と言えば」と思いつくものが無かったのですが、一つ答えを得た様な気がします。
腕時計黄金期とも呼ばれる1950年代のテイストを存分に楽しめるテクスチャーダイヤルのオールドインター、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野