
1950年代のパテック・フィリップ Ref.2454が入荷致しました。
Ref.2484 ~腕時計黄金期のセンスが光るケースデザイン~

当ブログ初登場、1950年代のパテック・フィリップ Ref.2484のご紹介です。
Ref.96等のような有名リファレンスというよりは、少々玄人好みな感のあるリファレンスですね。ダイヤルはシンプルなバーハンド・バーインデックスですが、ケースは湾曲したラグが非常に特徴的でして、50’sのトレンドを色濃く感じさせる色気のあるケースシェイプが魅力的です。
これ、言うなれば12-600AT搭載機の中でも人気の高い、Ref.2551を小径にしたようなケースデザインなんですね。Ref.2525というRef.2551の手巻ver的なリファレンスもありますが、ケース径はRef.2551と同じ約35mm(厚みだけ異なる感じです)。
一方でこのRef.2484はRef.2551をそのままダウンサイジングしたかのようなデザインで、ケース径は約32mmと一回り小振りです。このサイズ感が実に絶妙でして、腕乗りは堪らなく私好みです。
コンディションも文句無しで、ケースはかなりバリッとしていて腕に乗せていて気持ちが良いです。ダイヤルのコンディションも良好で、エナメル象嵌のロゴの立体感もバッチリです。
デザイン良し、コンディション良しの文句無しの一本です。
ムーブメント

ムーブメントはパテック製10型手巻Cal.10-200を搭載。パテック初の自動巻ムーブメント、Cal.12-600ATのベース部分にも使われた極めて完成度の高いムーブメントです。
アーカイブ(extra archives)

アーカイブは取得済み。1954年製造の個体です。
腕乗り ~on the wrist~

というわけで腕乗りですが、どうですか?これは完璧でしょう。ダイヤルバランス、腕元の収まり、一切文句が出てきません。

このカットは今回一番見て頂きたいところの一つ。ラグやベゼルにステップが設けられており、小振りでありながらも強く立体感を感じさせます。特にこの個体はケースコンディションが良いのでオリジナルの造形が特に引き立ちますね。
薄型のドレスウォッチはVCやAPの方が好みではありますが、このRef.2484はパテックの薄型ドレスウォッチの中では別格の完成度に感じます。

昨今のヴィンテージパテックの高騰の影響もあってか、私自身どうしても有名なリファレンスに目が向きがちではあるのですが、今回のRef.2484はあらためて「自分の好きな時計ってどんなだっけ?」等と思わず自分自身と向き合うきっかけになりました。
お目当てのリファレンス、憧れのリファレンス、それらを追いかけるのも勿論良いのですが、「全く知らない時計だったけど腕に乗せて見たら想像を超えて腕にハマってしまった」、こういう体験もまたヴィンテージウォッチの醍醐味です。シェルマンはいつでもだれでもどんな時計もご試着大歓迎ですので、是非気軽にお立ち寄りください。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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