1960’s オーデマ・ピゲ 18KWG Cal.K2071

1960年代のオーデマ・ピゲが入荷致しました。

私の大好物、60年代のオーデマです。自動巻きのホワイトゴールドで、このデザインのものは約3年振りの入荷です。

これ以上ないほどにシンプルイズベストを体現したような一本。シルバーのサンレイダイヤルに細身のバーハンド・バーインデックス。18Kホワイトゴールド製のスクリューバックケースは控えめな色味ながらも確かな存在感を放ちます。

パテックもヴァシュロンも好きですが、やはりこの手の時計はオーデマが一歩抜きんで私に刺さる。この時代のオーデマの真骨頂を余すところなく感じさせてくれます。

オーデマと言えば針。どうですかこの針のハカマ。きっちり形の整った美しい山型でしょう。秒針のお尻の立体感も最高です。

ムーブメントはジャガー・ルクルト製のCal.K2071を搭載。ローター外周はギョーシェ彫りが施された18Kイエローゴールドが用いられます。

ケースサイズは約35mm。スクリューバック且つビッグサイズでありながら、御覧の通りの腕乗りです。このバランスの良さ、腕乗りの良さがこの時代のオーデマなんですよ。

ケースサイドからの眺めも良いんですよ。自動巻きとは思えない、厚みを感じさせないケースライン。このケースを薄く見せる処理の仕方はやはりオーデマが断トツに上手いんです。

いや良い顔つきです。この時代はバーハンド・バーインデックス、サンレイダイヤルのホワイトゴールドケースの時計は星の数ほど出ておりましたが、やはり他の時計とは一線を画す佇まいだと思ってしまいます。

同年代のオーデマユーザーとしてちょっと贔屓目ですが、まぁなにせ好きなもので、今日のところは許してください（笑）