1960年代のダンヒル メモボックスが入荷致しました。
久方振りのダンヒルのメモボックスをご紹介。
ダンヒルと言えばダンディズムの代名詞と言っても過言ではない超有名英国ブランド。
時計を販売しているイメージが湧かない方もいらっしゃるかもしれませんが、近年でもジャガールクルト製ムーブ等を用いた時計を販売していた実績があります。
今回は中でも人気のルクルト製半回転自動巻きムーブを搭載したアラームウォッチのメモボックス。
ブルーやボルドーなどのカラーダイヤルも色気を感じられて非常に人気ですが、こちらはシックな印象のホワイトダイヤル。
純白と言っても過言ではない色味は、定番色のシルバー系の色味とは似て非なる印象。
細身のブレゲ針とも非常に相性が良く、正にダンディズムを体現するかの様な一本ではないでしょうか。
個人的にかなり好きなデザインの一つであるブレゲ数字。
時計の仕事をする前はインデックスはアプライドの方が立体感や高級感を感じやすく、プリントのインデックスよりも上位の仕様だと思っていた時がありました。
しかしながら一定水準以上の品質のプリントインデックスであればしっかりと立体感を感じることが出来、
特にこのブレゲ数字の様な曲線が強調されるデザインに置いては、徐々に膨らみを帯びるような立体的なプリントは優雅さを表現するのに有効な技法の一つだと思います。
ケースサイズは37mm。かなり大振りですが、迫力のあるブレゲ数字に中央のミニッツマーカー兼アラーム用の目盛りは文字盤を間延びさせることなく締まった印象に。
ドレスウォッチらしくベルトは薄型でドレッシーなものを装着しましたが、私の様な細腕だと気持ち厚みやボンベのあるベルトの方がバランスを取りやすいかもしれません。
ルクルトのメモボックスはバーハンド・バーインデックスの60年代らしいモダンデザインの印象が強いですが、
それをここまでクラシカルなドレスウォッチに仕上げるのは当時のダンヒルならではのセンスだったのでしょうか。
60年代当時、決して主流ではなかったであろうこのクラシカルなデザインは、ダンヒルのブレない信念の様なモノを感じさせてくれます。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
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※商品番号D7160 ¥836,000-(税込)
By T.N