
1960年代のパテック・フィリップ Ref.3423が入荷致しました。

1960年代のパテック・フィリップ Ref.3423のご紹介。
密かに私が推しているリファレンスの一つがパテックのRef.3423です。それほど多く入荷するリファレンスではないのですが、ケース径約34mmで程良く厚みを持ったシリンダーケースのようなデザインは、私にとっては最高に良い腕乗りになんですね。入社当初、まだ殆どリファレンス等も区別がついていない頃の私でも、このRef.3423のバランスの良さは十二分に感じる事が出来ました。
デザインは王道のバーハンド・バーインデックスのセンターセコンド。インデックスはやや同年代の他モデルよりも長く、その結果文字盤の余白が適度に埋まるため間延び感の無いバランスの良いダイヤルデザインとなっています。また今回の個体は秒針が青焼き針のタイプで、Ref.3423では比較的珍しい方かと思います。このスラッと長く伸びた青焼きの秒針が文字盤の上を流れるように動く様が実に美しく、個人的にはいつまでも見ていられます。まぁ時計好きなら嫌いな人はいないでしょう。

ケースには若干のポリッシュと、裏蓋にはエングレービングが施されていますが、その分価格は結構リーズナブルにしています。

センターセコンドのハカマはAPやヴァシュロンが好みですが、このRef.3423のハカマはパテックの中でも抜群に美しい造形だと思います。ここでも青焼きの秒針がアクセントになっていて美しいですね。

バックルはパテック純正の18Kイエローゴールドの尾錠が付属します。

ムーブメントはパテック製のセンターセコンド手巻Cal.27SCを搭載。腕時計黄金期である1950年代を支えた銘キャリバー。実用性の高さは折り紙付きです。

というわけで腕乗りです。やっぱ完璧ですね。この過不足の無さが私とは相性バッチリなわけです。

若干長めのラグが生み出す手首へのフィット感。これも腕乗りの良さに一役買っています。

どうですこの青針。端正な顔立ちが良いでしょ。今日はジャケットに合わせてキャメルのストラップを着けましたが、王道のブラックやネイビーのストラップでシックに使うのも良いと思います。

アーカイブは取得済み。1962年製造の個体です。
やっぱ良いなRef.3423。青焼き針は珍しいし、正直ゴールデンエリプスのローンが払い終わっていれば私が買っていたかもしれないです(笑)
銀座店の中野が一押しするパテック・フィリップ Ref.3423、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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