
1960年代のパテック・フィリップ Ref.3483が入荷致しました。

希少なパテック・フィリップのRef.3483のご紹介。
Ref.3483はステンレススチール製のスクリューバックケースを用いた手巻きのラウンドモデルです。あまり聞きなれないリファレンスですが、どこかで見たような気がするという方は中々のヴィンテージパテックファン。実はRef.3483のケースは自動巻Cal.27-460を搭載したRef.3466と同じデザインです(若干厚みは変わりますが)。球数は非常に少なく、Ref.3466にしてもレアなモデルではあるのですが、Ref.3483は輪をかけて出会いの機会はありません。かく言う私も今回初めて手に取ります。
ケースはドレスウォッチと言い切るにはやや武骨で実用的なデザイン。若干シリンダーケースに似た造形が良い意味でパテックらしくない、レアモデルらしい独自の佇まいを生み出します。ダイヤルもシルバーのサンバーストにバーハンド・バーインデックスという60年代ど真ん中の意匠。華やかさよりも使い勝手の良さが引き立つ、オールラウンダーらしい頼もしさを感じます。
ケースが肝のモデルと言っても過言ではないRef.3483ですが、今回の個体はコンディションも文句無し。全体的にエッジの立ったオリジナルのシェイプを感じさせる良コンディション。文字盤も美しいシルバーのサンバースト文字盤には汚れや傷は見受けられません。

パテックのバーハンドです。センターセコンドはヴァシュロンやオーデマ推しの私ですが、このRef.3483の針は良いですね。ヴァシュロン等の様に丸みを帯びさせたりはしておりませんが、しっかりと厚みを感じさせる切り立った造形に惹かれます。ちょっと武骨な雰囲気も感じますが、故にステンレススチールケースのRef.3483には非常にマッチしています。

パテック・フィリップ製の手巻センターセコンドCal.27SCを搭載。ムーブメントのコンディションも文句無しで、美しい状態を保っています。

アーカイブは取得済み。1969年製造の個体です。

ケースサイズは約35mm。厚みもそれなりにあるケースでありながら腕乗りは御覧の通り。私のような細腕にも気持ち良く乗ってくれています。

どうですこのケースのエッジ。ラグのシャープさが際立っています。

ヴィンテージパテックの中でも使い勝手の良さはピカイチなRef.3483。ぱっと見は他のブランドでも見かけそうなデザインですが、パテックならではの風格を感じさせます。

今回の個体にはオリジナルのBOXに当時の販売タグも付属。

勿論タグと時計のシリアルも一致しています。
パテック・フィリップの極めて希少なステンレスケースのラウンドウォッチRef.3483、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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