1960年代のパテック・フィリップ Ref.3541が入荷致しました。
パテック・フィリップ Ref.3541のご紹介。
60年代を体現するかのようなシンプルなデザイン構成のRef.3541。60年代のパテックの代表作の一つであるRef.3445と非常に似てはおりますが、流通している数は遥かに少なく、当ブログでも約2年ぶりのご紹介となるレアモデルです。
Ref.3445比較した場合、最も異なる点がラグのデザイン。Ref.3445は多面カットが施されたラグですが、Ref.3541のラグははやや斜めに角度のついたストレートな造形。加えてケースとの継ぎ目や境界がほぼ無く、シームレスなフォルムがユニークです。
ケースバックにはエングレービングが入りますが、ホールマークもしっかりと残っています。今回の個体は既にオーバーホールが完了しているためお買い上げ後は直ぐにお持ち帰り頂けます。
アーカイブは取得済み。1966年製造の個体です。
ケースサイズは約36mm。Ref.3445よりも1mm大きいですが破綻の無いバランスは私の腕にもフィットします。
リューズがケースのラインのにほぼ収まる、円が強調されたデザイン。厚みのバランスも良好です。
イエローゴールドのケースに同色のゴールドカラーのサンバーストダイヤル。針の中心にはブラックのペイントが施されたシックな佇まい。一昔前の自分であればあまり手に取ることの無いデザインですが、最近はややラフなスタイルにこういう渋い時計をはめるのも中々悪くないチョイスな気がしています。
一目ではレア物と気づかれないリファレンス。渋いデザインとカラーリング。更に実用機としては最高峰の完成度の自動巻Cal.27-460Mを搭載。
このいぶし銀な感じ、妙に惹かれます。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
※シェルマン銀座店は3月29日より下記住所へ移転しました。
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